クロス職人の坂口です。(*^-^*)
今回は、壁紙の継目処理の際に使用する下敷きテープのお話です。
壁紙は大抵の下地は石膏ボードという下地に張られています。
石膏に下地材や仕上げ材が乗るように紙が巻いてある建材のことです。
石膏ボードの表面はデリケートで、少しカッターが入るだけで石膏を割ってしまって、そこからくの字に折れてしまったりするので
基本的にカッターの刃で石膏ボードの表面を傷つけてはいけないとされています。
壁紙DIYをされる方々も気を付けてくださいね。石膏ボードは脆いです。
壁紙の継目処理をする際に、カッターの刃が入らないように力を調整して切るのですが、
やはり僕達プロでも石膏ボードに全く傷をつけずに貼るのは難しい・・・。
そんなときに便利なのが、この下敷きテープです。(*^-^*)この下敷きの上で継ぎ目処理作業を行うわけです。
一昔前は、下敷きテープを使用せず生切りは普通だったのですが、今は下敷きテープを使用しない現場は珍しいですね。
この下敷きテープの種類も沢山あって、最初は色々試しましたが、
僕は張替の現場が多いので、腰の有る硬めの下敷きが好みで、
極東産機のセーフティか、ヤヨイ化学工業の、「PP下敷きテープ」が一番しっくりくるのでこれを使用しています。
デメリットとしてはメッシュ素材の下敷きテープに比べ、
糊が取られやすく抜き方にもコツがいる事と、たわみが発生することしょうか?
これがストレスでこのPP下敷きテープをを使用しない職人さんも結構いるようです。
むしろ僕はメッシュの下敷きテープはカッターの刃の力加減がわからず、石膏ボードに傷をつけてしまうリスクが高いと感じ、使用しません。
そしてこのPP下敷きテープは、天井のジョイントの目透き防止に一役買ってくれます。
これは僕が編み出した手法で、仲間の職人さんもこの手法は目から鱗だといってくれました。
でも、さすがにこのブログでこの内容までは言えません。(笑)
これは企業秘密にしておきます。( *´艸`)