新築から1年~2年で壁や天井にひび割れが来る原因と手直し方法。

クロス職人の坂口です。(^^♪

 

お客様の家の壁にはひび割れはありますか?長い年月が経てば壁や天井のひび割れはどんどん目立ってきます。

しかし、壁や天井のひび割れが1番発生しやすい時期って、新築から1年~2年なんです。

これは以前のブログでも説明したことがあるのですが、

木造の住宅の構造木材は生き物です。

四季を通じて夏は湿気を吸い込み膨張、冬場は乾燥で痩せます。

 

新築で家を建てられたお客様のところに、1年点検なんかでお邪魔したら、その木材の伸縮が影響してひび割れやヨレが出てきている場合があります。また交通量の多い道路の前に家を建てると建物が揺れる回数が増える為、ひび割れが起きやすいです。

お客様からすれば築1年でひび割れが来るなんて欠陥住宅じゃないの?と思われる方もいらっしゃいます。

僕も、この業界の人間でなければきっとそう思うでしょう。

特に、ドアの枠上の揺れが生じやすい場所や、外壁に面した壁などは特にひび割れが起きやすい傾向にあります。

 

さて肝心のひび割れの手直し方法ですが、結論から申し上げて完璧に直すには壁1面を張り替えるしか方法がありません。

まずひび割れ箇所の下地処理材のパテをカッターでそぎ落とし、その後パテを入れなおします。

ひび割れに強いパテを入れて完全乾燥、その後研磨し壁紙を張ります。

 

その部分だけ補修する形もあります。1年点検や2年点検などではこの方法がとられることがほとんどですね。

1面貼り替えと同様の下地処理を施し、必要最低限の壁紙の範囲を補修する形ですね。(‘ω’)ノ

部分で補修する際は、新築時に使用した壁紙の残材が必要になりますので、引き渡し時に必ず建設会社さんにもらっておきましょう。(*^-^*)

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