2023年12月9日 和歌山県海草郡紀美野町U様邸完了いたしました。
6帖一間の洋室の天井壁のクロス張替のご依頼でした。(*^-^*)
今回の施工者は1級壁装技能士の私、坂口が担当致しました。
施工前の現状写真
壁紙張替は剥がした状況で施工難易度が大きく変わります。
綺麗に剥がれる場合はそこまで下地処理の作業は必要なく、終了時間も早く完了しますが
壁紙が剥がしにくかったり、壁紙を剥がした際の下地の劣化が激しい場合は下地処理に多くの時間を費やすことになります。
今回のU様ご依頼のお部屋はまさしく「壁紙を剥がした際の下地の劣化が激しいお部屋」でした。
もともとの下地処理剤(パテ材)と壁紙接着剤(糊)との相性が悪く全く接着していない状態でした。
パテ材はおそらくヤヨイ化学工業の「スキームV」上下兼用の白パテ。
糊は希釈率を守っていない「アミノール」と推測します。
まず既存の壁紙を剥がし、浮いた裏紙を極力そぎ落としていきます。
ひび割れ箇所は多数、スキームVはサクサクで強度がありません。すべてVカットです。
その後シーラー掛け。
今回使用するのは主に「ニットーパワーシーラー」今回はシーラー6、水4の希釈率で塗布しました。
濃い目に塗布することでぶくぶく浮いた裏紙の張りが期待できるためです。
シーラーを乾かしている間に、全ての釘などの突起物をチェック。
その後凸凹部分にパテ材を塗布、段差部分とひび割れ部分にはニットータフクラック、ビス止めも行いました。
タフクラックは段差のパテにも良く使用します。
裏紙の浮きを抑制してくれる効果もあります。
パテ材完全乾燥後クロス張り。予め壁紙には糊を事務所で塗布してきました。
使用した糊は「濃くて柔らかい糊」高接着、変色の少ない「マイスターA」
新しい壁紙を張った瞬間は、剥がした壁紙の白い裏紙が浮きますが乾いたら綺麗に張ります。
今回は天井にサンゲツSP9728 壁にSP9730を張りました。シックな印象のお部屋に仕上がりました。
最後、お客様に事前にお願いされていた、カーテンレールを取付けし、床養生の撤去、床の拭き掃除で完成です。
完了後、「他の部屋も壁紙の張り替えを検討しているので是非その際はお願いいたします」とお声がけいただきました。
その言葉を頂くと、「施工に満足してくださったんだな」と感じ、嬉しく思います。(*^-^*)
今回のご依頼の流れです。
ホームページより、
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現地訪問調査。
お見積り書作成、
金額承諾、
品番決定、
施工(1日間)
この度は工事のご依頼誠にありがとうございました。