和歌山のクロス職人の坂口です。(^^♪
今回は新築を建てた方、または今建設中の方に向けての発信となります。
新築住宅をご購入された皆さま、まずはおめでとうございます。工事は順調ですか?
間取り決めや色決め、数々の打ち合わせを短期間にこなすのは、人生でも大きなイベントのひとつです。
特に子育て世代のお客様にとっては、日々の忙しさに加えて「決めることの連続」で、
正直とても大きなストレスなのではないでしょうか。
そして、多くの方がたくさんの色決めを終えた後、最後に「もうへとへと…」という状態で
取り組まなければならないのが
壁紙(クロス)の選び方 です。
新築住宅で壁紙選びが大変な理由
壁紙はお部屋の印象を大きく左右する大切な部分です。
ところが、実際には工務店さんから分厚い見本帳を渡され、
「この中から選んでおいてください」と言われるだけ。
提案やサポートがないまま選ぶことになり、結果的に「壁紙迷子」になってしまう方も少なくありません。
クロスは単体で見て選ぶのではなく、 床・ドア・カーテン・家具とのトータルコーディネート が必要です。
ところがその視点が抜けてしまうと、実際に住み始めてから「思っていたイメージと違う…」
そうやって、後悔してしまうこともあります。
壁紙迷子を防ぐ!プロに相談するという選択肢
では、どうすれば後悔のないクロス選びができるのでしょうか。
僕からおすすめしたいのは、インテリアコーディネーターに相談すること です。
僕自身はクロス職人であり、コーディネーター資格は持っていません。
だからこそ、色やバランスの専門家に頼ることが一番の近道だと感じています。
今はネット環境があれば、リモートで全国どこからでも打ち合わせ可能です。さらに「ココナラ」などのサービスを使えば、自分に合ったコーディネーターさんを探すこともできます。
私が個人的におすすめしているのは、インスタグラムで発信をされている おかきさん。子育て世代の主婦でありながら、インテリアコーディネーターとして活躍されているので、同じ立場のお客様がきっと多いはずなので、強い味方になると思います。
工事後に必ずやってほしいこと
もうひとつ、職人の意見として、
新築住宅のお客様にぜひ知っていただきたいのが クロスの余りを必ずもらっておくこと です。
工事が終わったあとの壁紙は、余った分を工務店さんに処分されてしまうケースもあります。
しかし、そのクロスを少しでも保管しておけば、数年後の補修で大活躍します。
たとえば、新築から10年ほど経つと壁紙にどうしても傷や汚れが出てきます。
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余りクロスがあれば、部分補修で 約20,000円程度 に収まることが多いです。
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余りがなく全面張り替えとなると、 約40,000円以上 の工事が必要になることもあります。
こういった形で、将来的に大きな差が出るのです。
まとめ|後悔しない新築クロス選びと将来の備え
新築住宅のクロス選びは、多くの方が「思ったより難しい」と感じるポイントです。
疲れた状態で見本帳からなんとなく選ぶと、後々「後悔」につながることも。
だからこそ、
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インテリアコーディネーターに相談してバランスを整える
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工事後にはクロスの余りを必ずもらって保管しておく
この2つを意識していただければ、長く快適に暮らせる住まいになるはずです。
クロスは家の「顔」となる部分。
ぜひ後悔のない選び方と、将来の備えをしていただければと思います。