クロス職人の坂口です(^^)/
今回はちょっとマニアックなお話。
「下敷きテープ」についてご紹介したいと思います。
この「下敷きテープ」、壁紙の継ぎ目(ジョイント)をカットする際に下地を保護するための必須アイテム。
当店「クロスエス」でももちろん使用しています。
ただ、この下敷きテープ……実は種類がけっこうあるんです。
特にDIYで壁紙を貼ろうと思っている方は、
「どれを選べばいいの?」「違いが分からない…」
と、下敷きテープ迷子になってしまいます。
そこで今回は、大きく分けて2種類の下敷きテープの特徴を整理してみます。
① メッシュタイプ(糸入り)
メリット
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とにかく軽い!扱いやすい
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クロスにしっかり密着してズレにくい
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カット後、抜き取っても糊があまり持っていかれない
デメリット:
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薄くて軽い分、カッターの力加減を間違えると下地を傷つけやすい
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プラスチック製より価格が1.5〜2倍ほど高い
② プラスチックタイプ
メリット
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厚みがあるので下地をしっかり守れる
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メッシュより価格が安い
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巻き込み部分(窓回りなど)に入れやすい
デメリット
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クロスとの密着性が弱く、たわみ(タブリ)が出やすい
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ジョイントカット後の抜き取りが雑だと、糊をゴソッと持っていかれる可能性あり
実際の現場ではどう使い分けている?
僕の肌感では、プロは
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新築現場 → メッシュ派が多い
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リフォーム(張り替え)現場 → プラスチック派が多い
うちは壁紙リフォーム専門なので、基本はプラスチック製を使用しています。
ちなみに、プラスチック製によくみられる糊付け後の「たわみ(タブリ)」は
よく「クロスの伸び縮みが原因」と思われがちですが、
メーカーに確認したところ、それは間違いとのこと。
ビニルクロスは基本的に糊の水分を与えても縦には伸びません。横に伸びます。
なので、おそらく下敷きテープの巻き癖が原因なんじゃないかと僕は思っています。
考えればメッシュはタブらないですもんね。(;^ω^)
DIYにはどっちがおすすめ?
DIYで初めて壁紙を貼る方には、プラスチック製の下敷きテープをおすすめします!
理由は簡単、「とにかく下地を傷つけにくいから」。
メッシュタイプは扱いが繊細なので、プロ向けですね。
今回もややマニアックな内容になりましたが、
少しでも参考になれば嬉しいです。
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