クロス職人の坂口です。(‘◇’)ゞ
僕達クロス屋さんのお仕事はカッターナイフが命といっても過言ではありません。
カッターの刃をポキポキ折りながら、常にフレッシュな切れ味の状態でクロスを貼るのです。
一般の方にしてみればカッターなんて家に一本あれば事足りると思うのですが、クロス屋さんはその使用頻度の高さからカッターの刃が消耗品ではなく、カッターの土台自体が消耗品なんです。
昨日大変ショックなことが判明しました。僕がメインで使用していたカッターが廃番という情報を聞きました。
それがこの貝印が出している職専「目透しカッター」です。
指でカチカチ出すところが緩くなってきたら買い替えのタイミングです。
一般的に使用されているカッターに比べ刃は細く、小回りの利くカッターでした。
点検口などの切り込みや、細いところのフリーハンドでの切りつけ、そしてこの白刃がよかった。
切れ味が黒刃に比べて長持ちする。以前のカッターのコラムにも書きましたが「白刃は刃物の先生」なんです。
何年もこのカッターを愛用していたので、なくなってしまうとなると、僕の職人人生にピリオドが・・・・
とそこまで大げさな事ではありませんが(;´∀`)、また新たなメインのカッターを模索しなければいけません( ;∀;)
再販、またはリニューアル前の廃番ではないのかを貝印のお問い合わせフォームにメールしてみました。
「早速ではございますが、お問い合わせをいただきました職専目透しカッターにつきましては、廃番となっており、現在モデルチェンジや再販の予定はございません。」
このような回答が・・・やはり再販はないようです。あーショック。
周りの職人仲間も愛用している人が多かったので皆ショックを受けています。
早く自分の手になじむ新たなカッターに出会えますように。