クロス職人の坂口です。(#^^#)
今日から大阪府阪南市K様邸です。和歌山市内から30分程度の場所です。
2月の時点でご依頼頂いていたのですが、3月の予定に空きがなく4月まで工事を待って頂いていました。お待たせして申し訳ございません。
工事の内容としては、洋室2間、階段ホール、洗面室の天井壁のクロスの張り替え。洋室、階段カーペットの張り替えです。
今日は洋室2間の天井、壁の下地処理です。
壁紙の剥がし具合ですが、見積り段階からある程度の見立ては出来ていました。かなりの数のひび割れ、接着不良を起こして壁紙が剥がれている箇所がたくさんありました。実際に剥がしてみると下地処理剤(パテ)の上に全くクロスが接着してない状態でした。
通常の新築住宅の場合は下塗りパテ、上塗りパテの2工程の下地処理ですが、
この下塗りパテと上塗りパテの相性がとにかく悪い!パテ自体が起き上がってきている状況でした。
こんなとき、通常の業者さんなら確実に対処に困るはずです。しかし時間と手間がかかる事を調査の段階である程度予測できる当社クロスエスに怖いものはありません。まずはダメパテをすべてVカットして新しい目地を作ります。この下パテは全く強度がなくグッピーラムネのようにサクサクで簡単に削れてしまいました。そりゃひび割れも多くなります。
下地処理の工程
①Vカットの後は全面シーラー、壁紙の糊とパテの接着を安定させる大切な工程です。ベニヤ面と石膏ボード面には別の性能を持ち合わせたシーラー2種を使用します。
②昔の住宅は釘を多く使っており下地の木の痩せにより釘が外れてしまいます。すべての目地をビスの増し打ち、
釘が外れて耐久性のない動く下地にビスを入れて固定してやります。
③ひび割れに強いパテを充填、その後中塗りパテ、上塗りパテの順番で3回塗ります。
これがざっくりとした下地処理の流れです。職人仲間と2人で洋室二間、がっつり1日下地処理に時間を懸けます。
「壁紙の仕上がりは下地処理が9割」クロスエスの合言葉です。
明日は、洋室2間を仕上げます。またレポートいたします。