クロス職人の坂口です。(#^.^#)
昨日は、和歌山市向の介護施設でクロス張替工事でした。エントランスの天井を剥がして張り替えます。
営業しながらの工事ですので、なかなか気を使います。(-_-;)
今回どうして天井の張替工事を実施することになったかといいますと、一言でいうと「カビ繁殖」です。
天井付けのエアコンの配管からでたドレインの水が天井裏に湿気を持たせカビが繁殖したようです。
カビは接着剤の成分を無力化し剥がれの原因を作ります。
カビが繁殖した壁紙は人体に悪影響を及ぼしますので早めの対策が必要です。
基本的に現代の建物には、クロス下地として石膏ボードが使用されています。
今回の天井には、その石膏ボードの上に、引っ搔き傷などに強いスーパー耐久性のクロスが張られていました。
スーパー耐久性のクロスは猫などがひっかいても傷のつかない特殊クロスです。
壁紙に透明のフィルム層を挟み込み表面強度を高くしています。
石膏ボードには通気性があり単体ではカビが生えるリスクは低いですが、その上に張るクロスによってカビ繁殖のリスクはかなり高まるといっていいでしょう。
そう、スーパー耐久性クロスや汚れ防止クロスなどのフィルム層がある壁紙がじつはそれにあたるのです。
通気性がある石膏ボードの下地に、サランラップを張りつけて密封しているようなものです。
冬場なんかは天井の裏側と天井表面との温度差が大きくなるので、結露を起こしやすい状況になります。
これだけ悪条件が揃うと、そりゃカビます(-_-;)あとモルタルの下地にも貼る事をお勧めしません。
あれは通気性のない下地に通気性のないもの貼るわけですからもっと悪い例です。
よって弊社では天井にスーパー耐久性のクロスをお客様におすすめすることはありません。
誰もわざわざ天井に引っ搔き傷は作らないでしょう?
天井は通気性のあるクロスをお勧めいたします。
通気性に特化したクロスもありますのでご提案させていただきますよ。(^^♪
今回の現場は設計士さんの「こだわり」でまたもやスーパー耐久性のクロスを施工します。
また同じ事を繰り返すのか!といいたいけど言えません。(-_-;)今回は下請けの職人なので。
度々、設計士さんのこだわりは時に現場を混乱させてくれます。(( ´艸`)
クロスエスは和歌山市新通にお店を構える壁紙張替専門店です。
皆様からのお問合せ、調査のご依頼お待ちいたしております。