クロス職人の坂口です。(^^♪
僕達の壁紙張替のお仕事は既存の壁紙を剥がして、その上に下地処理を施し新たに壁紙を張るわけですが、
その下地材である石膏ボードやベニヤ板に釘が突起していることが多いです。
その突起はした釘を僕達は張り替えの際に一つ一つチェックして叩いています。
壁を隅々までけれん作業でチェックし、引っかかりがあるところは釘叩き機(オートポンチ)で叩きます。
このオートポンチは画期的な道具で金づちを利用する必要がなく片手で手軽に釘をうつことが出来るので重宝しています。
釘は、もともと新築の際に石膏ボードやベニヤ板を固定する為に大工さんが木下地(木軸)にしっかりと打ち付け、
沈めていたものなので新築時にはこの釘の突起ははありません。
ではなぜ釘が浮いてくるのか?
これは釘を打ち付けている木下地が経年で痩せてくるからですね。
木材は四季を通通して膨張、乾燥を繰り返し年老いていきます。
釘はその木下地の痩せの影響をうけ、歯茎が痩せて抜ける歯のような感じで浮き上がってきます。
現在の新築住宅で釘を下地固定に使用している所は、非常に少なくなりました。
今はビスで下地を固定することが多いです、ビスは木下地にしっかりと食い込むので、経年の痩せでビスが浮いてくることは釘よりも少ないでしょう。(*^-^*)
僕達はまだまだ釘を使用している住宅の壁紙を張り替えることが多いので、
しっかり釘の突起を叩きこみ、綺麗な壁紙施工を実現してまいります。(*^-^*)