クロス職人の坂口です。
急遽現場がキャンセルになり、来週予定していた工事を前倒しで泉南郡岬町にて施工させていただきました。
今回は不動産投資物件の古民家再生プロジェクト。
オーナー様からの直接のご依頼です。
施工内容は、プリント合板の上にクロスを張る工事となります。
プリント合板とは?
「プリント合板」とは、40〜50年前の住宅で多く使われていた化粧板タイプの壁材のこと。
昭和の戸建てや古民家ではよく見られる素材です。
ただし、表面がツルツルしているため、そのままではクロスが密着しません。
ですので、必ずプライマー処理とパテ処理を行う必要があります。
実際の施工手順は、以前のブログで詳しく解説しています👇
👉(リンク)「プリント合板にクロスを張る方法」
DIY時代のリノベーション
今回のオーナー様は、中古物件を購入してご自身でフロアタイルを施工されていました。
最近、本当にDIYで床を張られる方が増えていますね。
YouTubeやInstagramには施工動画があふれており、
DIYヤーさんの中にはプロ顔負けの仕上がりをされる方もいて、びっくりすることもあります。
最近は、1.5mm厚の粘着付きフロアタイルなどDIY向け商品がたくさん出ていて、
「自分でできる時代」になりました。
僕たちプロ職人もうかうかしていられません。
仕上がりの品質はもちろん、
施工スピード、提案力、営業トーク、事務スキルなど、
総合的な力を磨いていかないと“張るだけの職人”では生き残れない。
そんな時代を肌で感じます。
💬 賃貸オーナー様へアドバイス
オーナー様は「ナチュラルモダンなカッコいい部屋にしたい」と、
参考写真をお持ちくださいました。
ただ、一つだけアドバイスをさせていただきました。
「人に貸しだす物件は、個人的な好みを反映させない方がいいですよ。」
賃貸では、入居者様ごとに好みが違います。
以前の入居者様が張ったアクセントクロスを「気に入らない」と言われて
張り替えを希望されるケースもよくあります。
ですので、壁紙は白で統一しておくのが最も安全で入居率も高いです。
入居が決まったあとで「アクセントクロスを入れたい」と言われたときに、
その方の好みに合わせて追加施工する方が喜ばれますし、
結果的に長く住んでもらえるかもしれません。
🧱 現場の様子
全室、
プライマー処理 → パテ処理
の手順で本日完了。明日から張りこみ作業です。
プリント合板の下地もしっかり処理をすれば、
きれいに長持ちする仕上がりになります。
📍まとめ
古民家再生・中古物件のリフォームでは、
「プリント合板にクロスを張りたい」というご相談が増えています。
泉南・阪南・岬町エリアで、
プリント合板のクロス工事・古民家リノベーションならクロスエスにお任せください!
和歌山・南大阪(泉南・阪南・岬町)対応エリア
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