【現場の本音】信頼できる職人を探すということ。そして責任を背負うということ。

クロス坂口職人の坂口です。(^^♪

今日は、正直な気持ちを書きます。

先日、お客様から仕上がりについてご指摘をいただきました。

今回の責任はすべて僕にあります。
現場に入った職人さんを信頼して任せたのは自分であり、
その結果、お客様の期待に届かなかった——ただそれだけです。

僕たちの仕事は既製品を扱う仕事ではありません。
「完成品を仕入れてお渡しする」のではなく、
職人の腕と誠意を“施工”という形にして届ける仕事です。

だからこそ、成果が見えるのは工事が完了した瞬間だけ。
その仕上がりの良し悪しは、
お客様の目と価値観で決まります。


■最近感じていること —現場で “張る”だけが価値ではない

この数年、ずっと考えてきたことがあります。
お客様の満足度を追求すると、
「自分の手で張ること」よりも、

  • 工事前の不安を解消する説明

  • 仕上がりや素材の選び方の提案

  • お客様の想いを汲み取る対話

こういった“心の安心”が何より価値になる場面が増えました。

私は職人として現場に立ってきましたが、
最近は施工よりも“提案と対話”こそが、お客様にとっての一番の価値だと実感しています。

だからこそ、あえて職人さんに任せる場面を増やし、
現場の品質と体制を次のステージに進めています。

もちろん、こうした過程ではエラーや課題も発生します。
今回もその一例です。

ですが、お客様の満足度の最大化のための投資として、
試行錯誤を続けています。


■職人にもいろんな人がいます

多くの職人さんは、自分の施工に誇りを持っています。
丁寧に、責任を持って、胸を張れる仕事をする人たちです。

しかし残念ながら、そうでない人もいます。

  • とにかく早く終わらせて帰りたい

  • 在宅現場は緊張するから早く逃げたい

  • 「自分では大丈夫」と思えればそれでいい

今回の職人さんは、口では立派なことを言うものの、
施工の質が伴わず、お客様に不安を与えてしまいました。

私たちが向き合うのは、
長く大切に使われてきた住まい。

クロス張り替えとは、
その“時間の価値”を大切にしながら空間を生まれ変わらせる仕事です。

真っさらが良いなら新築という選択肢もあります。
でも私たちは、
記憶のある家を、もっと居心地よくする仕事です。


■クレームは苦しい。でも逃げません。

精神的にしんどいときもあります。
胸の奥がぎゅっとなる日もあります。

でも、逃げません。
「あなたに任せた」と言ってくださった、その信頼に応えたいから。

仕上がりは“完了”ではなく、
お客様が納得して初めて完成です。


■信頼できる仲間で、いい仕事をするために

信頼できる職人さんを見つけるのは本当に難しい。
でも、だからこそ価値がある。

私は、
人柄と技術の両方が伴う仲間とともにお客様の家を守りたい。
その体制を作るために、これからも向き合い続けます。

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