こんにちは、クロス職人の坂口です。(^^♪
今回は「目打ち(千枚通し)」についてお話しします。
師匠に教わってからずっと愛用している
おすすめの目打ち↓
角利の「豆千枚通し」
Amazonで231円(2025年7月現在)
価格も安くて、先端もしっかりしていて曲がりにくい。
何より「職人道具らしい」佇まいで、僕はとても気に入っています。
僕は目打ちを腰袋に常に3本忍ばせています。
神奈川の師匠から教わって以来、手放せない道具のひとつです。
目打ちは、国家資格の1級壁装技能士の試験でも使われるほどの実力派ツール。
定規で裁断する際、メジャーを使わずに寸法を出すときにも使われています。
現場でもアイデア次第で大活躍!
壁に突き刺して、糊の付着を抑え、カットテープを入れるのを容易に行ったり、
ペロっと剥がれてきてしまうクロスを仮止めしたり、
「壁に穴をあけて大丈夫ですか?」と聞かれることもありますが、
目打ちの穴はクロスを張れば見えなくなります。ご安心を。
目打ちの便利な使い方3選
① クロスの仮止めに
クロスを巻き込んで貼るとき、目打ちで一時固定しておくと作業がスムーズ。
多くの職人さんもよく使っている方法です。
② 糊の付着防止に
織物クロスや紙クロスは表面に糊を付けられないため、カットテープが必須。
でも、張りながらカットテープを入れるのは手間…。
そんなときは、目打ちで仮止め → 糊の付着のリスクを除去してからテープを差し込むのが安全で効率的です。
③ コーキングの除去に
張り替え現場では、ドア枠や巾木に古いコーキングが残っていることが多いです。
カッターやスクレーパーだと枠を傷つける恐れがありますが、
刃物ではない目打ちなら安心して細かく除去できます。
僕はいつも腰袋に3本入れていますが、使い方はアイデア次第で無限大。
もし他にも便利な使い方をご存じの方は、ぜひ教えてください!