クロス屋見習いこうちゃんの初ブログ

みなさま初めまして。
クロス屋見習いのこうちゃんです。
今回から、親方に引き続き僕も記事を書いていきます。
僕はまだこの業界に入って1年もたっていないので、ほぼ素人です。
そんな僕がこの業界に入って知ったことや勉強したことを発信していけたらなと思います。

そんな大事な初回の内容は

【クロスを張り替える時に絶対やってはいけない事】

です。

ズバリ!それは何かというと…

“古い壁紙の上から新しい壁紙を張ってはいけない”という事です。

ん?どゆこと?ってなった方もいるかもしれません。
古いやつの上から新しいのを張らないと張り替えられないやないかと。
じゃあどないすればええねん!と。

わかります。

僕も親方からそのまんま同じこと言われて頭に「?」が浮かんだものです。

厳密に言うと古いクロスは表面を一度剥がして、その上から新しいクロスを張らないといけない。
という事なのです。

たとえるなら、壁紙はざっくりいうと層に分かれていて
お寿司みたいになっています。

ネタの部分がクロス
ワサビの部分が裏紙
シャリの部分が壁

古い壁紙を剥がさず新しいものを張り付けるという事は
ネタのマグロの上に追加でサーモンを乗っけて食べるという事なのです!
そんなのお寿司じゃありませんよね!!それが日本の心だと言えますか⁉

(よく分からんけどちょっと食べてみたい)

この裏紙というのが非常に重要で
クロスが壁にひっつく仕組みを理解すると分かりやすいです。

クロスを張り付けている接着材は糊(のり)を使っています。
クロスはのりでくっついているのです。
大事な事なので2回言いました。

成分は違いますが、スティックのりをイメージしていただければいいと思います。

家に張っているクロスの表面はだいたい塩ビと呼ばれる素材でできています。
まぁ雑に言うとプラスチックです。

このプラスチックにスティックのりを塗って紙が引っ付くでしょうか?
なんとなくイメージしやすいと思いますが、糊は紙と紙をひっつけるのに最適です。

つまり、古いクロスを剥がさないで新しいものを張ってしまうと
全然くっつかないですし、くっついたとしてもすぐに剥がれてきます!!
これを知らないで張ってしまっているお客様をこの短期間で何名も見てきました。
(ぶっちゃけ後処理が大変…)

古いクロスをキレイにはがせると裏紙だけが壁にくっついて残ります。

そこに新しい壁紙を張り付けるとあら不思議。
とてもきれいにくっつくんですね。

僕自身もそうでしたが、一度剥がすなんて知らなかったという方も多いのではないかと思いこの記事を書かせていただきました。
ご自身でクロス張り替えやってみたいなとお考えの方は
ぜひ古いクロスは剥がすようにしてくださいね。

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