こんにちは、クロス職人の坂口です。(^^♪
皆さん、「クロス屋さん」と聞くと、どんな工事を思い浮かべますか?
多くの方は「壁紙の張り替え」を想像されると思います。
しかし実は、僕たちクロス職人は 床工事 にも幅広く対応しているんです。
内部のクッションフロア、フロアタイル、ダイノックシートなどもそうですが、
さらには 外部用の長尺シート工事 まで、専門的な施工を数多く手掛けています。
今回は、あまり一般には知られていない 外部長尺シート工事 について詳しく解説し、「どこに頼めばいいのか分からない…」と悩むマンションオーナー様や工務店様、そして一般のお客様へのヒントになればと思います。
外部用長尺シートとは?
長尺シートとは、主にマンションやビルの 共用廊下・階段・ベランダ・屋上通路 などに使用される塩ビ系の床材です。
「防滑性ビニル床シート」とも呼ばれ、表面には 滑り止め加工 が施されています。
特徴
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雨の日でも滑りにくく、安全性が高い
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水に強く、硬い材質で耐久性に優れる
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デザインやカラーも豊富で、景観に合わせやすい
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清掃がしやすく、衛生的
一般的なタイルや塗装仕上げに比べ、居住者の安全性を守る ために欠かせない床材です。
代表的なメーカーと商品ラインナップ
外部用長尺シートは各メーカーから発売されており、代表的なものは以下のとおりです。
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タキロンシーアイ「タキシート」
業界でもっとも実績のある商品群。マンション共用部の改修工事でよく採用されます。 -
東リ「NSシート」
デザイン性に優れ、カラー展開が豊富。外観を明るく一新したい場合におすすめです。 -
サンゲツ「ノンスキッド」
施工性が良く、コストパフォーマンスの高い製品。小規模工事から大規模物件まで幅広く対応可能。
👉 それぞれデジタルカタログも公開されていますので、仕上がりイメージを確認するのに便利です。
外部シート工事の施工方法とポイント
1. 下地調整
既存床の劣化や凹凸を確認し、モルタル補修や樹脂モルタルで平滑に仕上げます。
この下地処理が不十分だと、施工後の浮きや剥がれにつながります。
2. 接着剤の選定
外部施工では必ず 耐水性・耐候性に優れたウレタン系接着剤 を使用します。
内部用の接着剤を使うと、雨水の侵入や温度変化で短期間で剥がれてしまうため注意が必要です。
3. シート敷き込み
長尺シートは巾が1350mmと1,800mmの2種類があるため、現場に合わせて裁断し、
突き合わせジョイントや立ち上げ部を丁寧に施工します。
4. 端部の防水シール処理
もっとも重要なのが端部処理です。
端部にシーリングを打たずに仕上げてしまうと、雨水が侵入して シートの浮き・剥がれ の原因となります。
外部工事ならではのリスクと注意点
僕自身の体験談ですが、以前屋上で長尺シートを施工している最中に、急な雨で床材がすべて使えなくなってしまったことがありました。
天気予報では曇りで降水確率10%でした。
そのとき痛感したのは、
「外部シート工事において雨は最大の天敵」
だということです。
施工後の乾燥時間に雨が降ると接着不良を起こすため、天候判断は非常に重要です。
また、外部現場は高所作業を伴うことも多く、安全管理の徹底 が欠かせません。
こんな方におすすめ
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マンションオーナー様
共用廊下・階段の老朽化対策や資産価値の維持に最適です。 -
工務店様
防水工事業者に一括発注せず、床工事だけをクロス職人に依頼することでコストダウンを図れます。 -
一般のお客様
「ベランダを滑りにくくしたい」「見た目を一新したい」といったご要望にも対応可能です。
施工事例の一例
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マンション廊下の全面改修:タキシート使用、居住者の転倒リスクを大幅に軽減
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戸建て住宅ベランダ:ノンスキッド採用で雨の日も安心
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病院の屋上通路:NSシートを施工し、ストレッチャー移動時の安全性を確保
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まとめ
外部用長尺シート工事は、
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利用者の安全性を守る
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建物の美観を向上させる
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資産価値を維持する
ために欠かせない工事です。
クロスエスでは、壁紙張り替えだけでなく 床工事全般、特に外部長尺シート工事にも対応 しています。
マンションオーナー様・工務店様はもちろん、一般のお客様からのご相談も大歓迎です。
「ベランダに滑り止めの長尺シートを貼りたい」
「共用廊下を明るくきれいにしたい」
そんなご要望がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
📖 各メーカーのデジタルカタログはこちら
🔧 外部シート工事に関するご相談・お見積り依頼は【クロスエス】までどうぞ。
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