クロス職人の坂口です。(#^.^#)
今回は冬場の壁紙剥がしについて書きます。
まず、夏場と冬場ではどっちが剥がしやすいか?
剥がしやすいのはズバリ「夏場」です。
冬場は壁紙が寒さで硬化し、剥がしにくいことが多いです。細かくしか剥がれない。
弊社は壁紙張替専門店ですのでこれからが厳しい時期ですね。(;´∀`)
壁紙が剥がれないと、現場は一気に暗黒時代に突入します。終わりが見えないからです。(笑)
こんな話をしてしまうと、次の現場が全く剥がれないなんて事も良くある話なので少し怖いですが・・・・(-_-;)
しかし、そんな中でも対策はある!という事で、専門店ならではの視点で剥がれないときの対処法をまとめてみました。
①壁紙剥がしの必須アイテム
壁紙剥がしの道具はカッターと、この2点さえあれば最強です。
オルファの黄色のミニスクレイパー。
これは職人なら一つは持っている壁紙剥がしのきっかけづくりに最適な道具。
ホームセンターにも売っているので一般の方でもすぐ購入できます。
あともう一つはKLASSから出ているピールアップブレード。
剥がしにくい時は特に狭い箇所、ドア横の小壁等剥がすのは非常に困難ですよね。そんなときはこれです。
カッターに装着できるブレードで壁に簡単にめり込んでいきます。
滑らせた箇所はすべて剥がすきっかけづくりになりますので最高です。
②兎に角部屋を暖める
部屋に暖房がある場合は必ず部屋を暖めましょう。壁紙が柔らかくなり剥がしやすくなります。
ドライヤーで温めながら剥がすのも有効ですが、施工面積が広い場合はおすすめできません。
小さな面積だけしか温めることができないので切りがありません。
おススメは暖房MAX+サーキュレーター。
③お部屋を暖め+クロスの表面に糊を塗布
全く剥がれない盆体系の天井クロスなんかはクロスの表面にローラーで糊を塗ります。
被膜の綺麗な糊がいいのでウォールボンドの糊がおすすめ。僕ならスーパーグルーアルファかマイスターAかな。
クロスの上に糊を塗るなんてめんどくさいなんて言う方もいますが、
終わりの見えない状況と、背中が熱くなるイライラ状態をずっと続ける事を考えれば、
クロスの表面に糊を塗るなんてたやすいことです。
クロスの表面に被膜を形成しコーティングすることで、剥がしやすくなります。
職人さんでクロスの表面に水を塗る方もいますがすぐに蒸発するので糊しかいいですね。
それか「マーポローズエース」などの乾燥調整剤をまぜたトロトロ水ですね。
透明で塗ってるとどこまで塗ったかわからなくなるので、
塗ったところがわかるようにちょっと着色してもいいかもしれません。
DIYにチャレンジする方なんかも壁紙が剥がれなくって大変だったっていう経験あると思います。
特に20年~30年前の家で1度も壁紙を張り替えたことのないお家は経年劣化で壁紙がパッキパキで剥がれないってこともしばしばです。
是非、専門店の知識を参考にしてみてください。
クロスエスは、和歌山市新通に店舗を構える壁紙張替専門店です。
お客様からのお見積りのご依頼、お問合せお待ちいたしております。