切れ味が劇的に変わる!壁紙張り用カッターに吹き付けるアレの話

クロス職人の坂口です。( ^ω^ )

今回は壁紙張りにおいて欠かせないカッターについてお話しします。

「カッターの切れ味が悪い!これはメーカーにクレームだ!」とおっしゃる方、プロの方でも結構おられるんですが、実はそれって切れ味が悪いのではなくひょっとしたらカッターの刃の状態、扱い方に問題がある場合があります。

僕はしょっちゅう「アレ」をカッターの刃に吹き付けます。

 

アレとは?


「556(CRC)」です。

これで劇的に刃自体の切れ味が良くなります。カッターの刃のケースに直接、シュっと吹き付けます。

職人さんによっては刃物油をカッターの刃の箱に流し込む方もいますね。

カッターの扱い方が上手でも、重要な刃のメンテナンスを怠ると一気に作業効率は下がります。

ぜひお試しください。( ^ω^ )

 

壁紙は「下地に張りつけ、圧着して、端部をカッターで切る」という作業の繰り返し。壁紙は糊を塗布した後、湿った状態で切り付けを行います。

 

カッターが適切に使用できているかテストしよう


ではテストです。

みなさん濡れティッシュが机に置かれているのを想像してください。

これを真っ二つに綺麗に切ってくださいといっても大抵の人は失敗します。

カッターでティッシュを引きずって終了です。

湿った状態での切断はカッターの力を半減させます。

いかにその荒れたコンディションでカッターの刃の力を最大限活かせるか?

濡れティッシュまでとはいかないものの、僕たちが毎日現場で扱っている壁紙も糊の水分で常に湿っています。

ウニョウニョしてなかなか上手に切ることができない。

乾いたA4のコピー用紙を切るようにスパっとは切れないんです。

 

濡れティッシュを綺麗に切る方法は

「しっかり片方を定規で押さえて、力まず、30度以下の刃の角度で素早く切り付ける」です。

お侍さんが日本刀で藁をぶった斬る動画ありますよね。

切れ味の悪い錆びきった刀でゆっくり刃を入れても切れないのはみなさん想像できるかと思います。

あれは刃物の角度、刃のスピードがなせる技。

カッターも日本刀と同じです。

 

カッターの刃のメンテナンス、刃の入れる角度とスピードを意識することによって、

カッターの刃の消費量も一気に減ります。

ぜひそこを意識して、日々の仕事、DIYの壁紙張りに取り入れてみてください。(*^-^*)

 

クロスエスは和歌山市新通にお店を構える壁紙張り替え専門店です。

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