🏠和歌山市有家・戸建て洋室のクロス張り替え
こんにちは、クロス職人の坂口です。
今回はインターネットからのご依頼で、和歌山市有家にある戸建ての洋室クロス工事に行ってきました。
✨お客様のご要望
お客様が普段くつろがれているお部屋で、
「壁の汚れが気になってきたので、明るく清潔感のある空間にしたい」とのご相談をいただきました。
既存の壁はプリント合板。
水をはじく特性があるため、プライマー処理が必要な下地です。
🧴使用プライマー:ヤヨイ化学「プラゾールSS」
プリント合板の下地には、ウォールボンド社の「コンタクトセメント」が密着力最強でよく使うのですが、
施工範囲が広いと材料費が高くなるため、今回は代用可能なプラゾールSSを使用しました。
関西の現場では定番のプライマーです。
🔧施工工程
① 端部の刷毛塗り(原液)
とにかく端っこが大事。
ここをおろそかにすると、剥がれの原因になります。
原液を刷毛で丁寧に塗り、ムラにならないよう薄く均等に塗布します。
(ダマになると、そのまま凸凹に残るので注意です。)
② 全面ローラー塗り(プラゾール9:水1)
ローラーで全体を均一に塗布。乾燥後は透明になり、触るとやや粘着感が出ます。
これでプライマー処理は完了です。
③ ジョイント処理:先和紙
クロスの継ぎ目予定の箇所には「トミナリ 雲隠れテープ(幅広)」を使用。
プライマーの上から糊なしで張りつけは出来るのですが、クロス糊を併用するとより密着します。
クロス張り直後に浮いてくると気持ち悪いので(笑)、しっかり密着させましょう。
④ パテ処理
使用パテ:タフクラック+速攻30分パテ
- 工程:下塗り → 上塗り → 乾燥 → 研磨
※プリント合板の場合、プライマーの後にパテ処理が基本です。
先にパテを打ってしまうと、パテの下地への密着不良で将来的に層間剥離になるために注意が必要です。
施工性は先パテの方が楽ですが、次回張替えを考えた長期的な品質重視でこの方法を採用しています。
⑤ クロス貼り
プリント合板には分厚いクロスを選ぶのが安心です。今回は東リのVS2045を採用
薄手のクロスは下地の凹凸を拾いやすく、仕上がりの面でリスクが高まります。
🕒施工時間と仕上がり
朝9時から養生を始め、夕方17時に完了。
しっかりと下地から整えたことで、長持ちする美しい仕上がりになりました。
💰工事価格とお客様の声
- 施工内容:プライマー+パテ+クロス張替
- 工事金額:¥60,000(税込)
- 工期:1日
- 作業時間 9時から17時
作業中はお客様から差し入れもいただき、
「大谷選手がポストシーズンで2本ホームランを打った!」とスポーツの話でも盛り上がりました⚾
💡まとめ
プリント合板のクロス張替えは、下地処理がすべて。
正しい手順で施工すれば、10年・20年と長持ちする空間に生まれ変わります。
クロスエスは、
「美しさが長く保たれる施工」で、
お客様の期待に応えます。
📞お問い合わせ
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