クロス職人の坂口です。(^^♪
先日の現場で、ちょっと珍しい出会いがありました。
僕らは床のクッションフロアやフロアタイルの施工でお伺いしていたのですが、そこに「クロス塗り替え」の業者さんがいらっしゃったのです。
初めて見る光景に、職人歴25年の僕も興味津々。
思わずこちらから声をかけに行きました。
その方は、うちに工事をご依頼くださったお客様のお友達で、有田市にお住まいとのこと。
まさか和歌山で出会えるとは思っていなかったので驚きました。
クロス塗り替えとは?
まず誤解されやすいのですが、クロスの塗り替えは「ペンキ」ではありません。
油性でも水性でもペンキはクロスを通り抜けて下地の石膏ボードを痛めてしまうため、後から壁紙を剥がそうとすると大変なことになります。
一方で、クロス塗り替えは「クロスを剥がさず、表面に色を重ねる」という工法。
まるで絵の具で色をつけるようなイメージです。塗装ではなく染色だそうです。
そのため、次回張り替えのときに剥がれにくくなることもありませんし、クロス自体を傷めることもありません。
しかも!
施工時間は張り替えの半分ほど、コストも張り替えよりずっとお得。
剥がさないのでゴミもほとんど出ません。環境にも優しいんです。
さらに今回拝見した染料は、ほんのりお花の香り。
これはタバコのヤニなどの匂いを抑える工夫なのかな、と僕は感じました。
向いているケース
賃貸アパートやマンションなど、入れ替わりの多い物件には特におすすめだと思います。
毎回クロスを張り替えるのはコストがかさみますが、塗り替えなら手軽にリフレッシュ可能。
オーナー様にとっては強い味方ですね。
最近は色のバリエーションも増えていて 27色のカラーが選べるそうです。
*補足*ホワイトの染料にくらべて価格は上がるそうです。
じゃあクロス張り替えは?
もちろん、張り替えにしかない魅力もあります。
-
デザインの選択肢が豊富
-
破れや浮きなどの補修ができる
-
カビや下地の問題も対応できる
特にご自宅のリフォームでは、やはり「クロス張り替え」が一番と思います。
せっかくの空間だからこそ、好きなデザインを選んで気持ちよく過ごしていただきたいのです。
共存する選択肢
「そんな商売敵の宣伝してどうするねん」と同業の方から怒られるかもしれません。
でも、今は情報化社会。お客様の選択肢はどんどん増えています。
だからこそ僕は、クロス張り替えと塗り替えの違いを正直に伝えたい。
どちらが正しいではなく、それぞれに合う場面があるのです。
今回の業者さんは、エアコンクリーニングもされているとのこと。
マルチに活躍されていて、本当にすごいと思いました。
実際、クロス塗り替えで補修が必要な時は「坂口さんお願いします」と言ってくださったんです。
こうやって共存しながら、お客様にとってベストな方法を選んでいただければと思います。
クロス塗り替えに興味を持たれた方は、ぜひお声がけください。
今回の業者さんをご紹介します。
そしてもちろん「クロス張り替えでしっかりデザインから変えたい!」という方は、
僕らクロスエスにお任せください。
クロスエスは和歌山市新通にあります壁紙張り替え専門店です。
皆様からの工事のご依頼お待ちいたしております!