壁紙張替で使用するジョイントコークとは何ぞや!?AとMの違いも解説。 

クロス職人の坂口です。

皆さんコーキングっていう言葉聞いたことありますか?

キッチンやお風呂などに使うコーキングもあれば外壁の継目に使うコーキング。色々種類がありますよね?

 

僕達が壁紙張替工事で使用するコーキングは「ジョイントコーク」と呼ばれるものです。

ヤヨイ化学工業さんが販売している商品になります。

他メーカーさんも類似品はありますがシェアを9割をヤヨイさんのジョイントコークが占めているといってもいいでしょう。

コーキングは、壁紙の端部に綺麗に流し込むことで、壁紙をより美しく仕上げるものです。

そして接着剤も役割も果たし、壁紙の端部からの剥がれを防止してくれます。

まさに1石2丁。壁紙施工の必需品ですね。

先日、クロスエス公式YouTubeのチャンネルにて「ジョイントコーク徹底解説」の動画をUPしていますので是非ご覧ください。

動画のリンクはこちらになります。

 

さてこのジョイントコーク大きく分けて2つ「ジョイントコークA」と「ジョイントコークM」があります。

 

ジョイントコークAは艶があり、多少べとつきがある。

カラーバリエーションが豊富です。(全40色)

 

ジョイントコークMはツヤがなく、べとつきが無くさらっとしている。

カラーバリエーションが少なかった(6色)が現在は(20色)

 

現在流行している、マットな質感のホテルライクな壁紙にはツヤなしを使用する方が壁紙にジョイントコークMはしっかり馴染んでくれると思います。

 

実はジョイントコークMが発売されたのは最近なんです(5年前くらい?)

メーカー(ヤヨイ化学)がいきなり「外コークはジョイントコークMが最適」で「内コークをジョイントコークAが最適」

と謡い出したのにはちょっとびっくりしました。そんな概念僕達プロにはどこにもない。

 

昔からコーキングといえば、「ジョイントコークA」

今現在も基本的にジョイントコークAを使用しています。

ジョイントコークMは、ジョイントコークAに比べて弾性がなく虫食いになったり、切れやすいです。

新築住宅をすべてジョイントコークMで回った際、1年後の点検の際、かなりの箇所が虫食い状態になっていました。

建物に問題があったのかもしれませんがあまりの数の多さにジョイントコークMは使用するのをやめた方がいいという結論に至りました。

中古物件などは建物の動きが少ないので、ジョイントコークM使用しても問題ないと思います。

ジョイントコークMはべとつきが少ないのが最大のメリット。巾木の上などのホコリが溜まりやすい箇所に使用するのには最適です!

 

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