クロス職人の坂口です。(^-^)
今回は大阪府堺市の分譲マンションの**クロス手直し工事(壁紙補修)**に行ってまいりました。
クロスエスは和歌山の業者ですが、堺市や大阪市内、泉南方面なども施工エリアです。
ま、僕らみたいな職人の仕事は「距離」よりも「想い」や「信頼」でつながるものだと思っています。
お客様の価値観と、僕らの提供する“壁紙張り替え”というサービスが合えば、どこへでも伺います!
今回のご依頼は「クロスの手直し」。
簡単にいうと、クロスを剥がさずに綺麗にする補修工事のことです。
継ぎ目のスキマや剥がれ、浮きなどを補修していく作業で、今回は午前中で完了しました。
一見すると小さな工事ですが、お客様にとっては大きなストレス解消につながる工事なんです。
お客様は築15年の分譲マンションを購入されたばかり。
不動産会社さんから紹介された業者にクロス工事をお願いしたそうですが、打ち合わせの段階から少し違和感を感じていたとのこと。
工事前に工事金額全額を支払い、
「領収書を催促しても出してもらえなかった」
「襖の上にもクロスを貼ってもらう予定だったのに途中で“無理です”と断られた」
「レスポンスが遅いとかではなく、レスポンスがない」
など、次々と不信感が積み重なっていったそうです。
そして工事から1年半後、クロスは剥がれ、透き間や凸凹だらけ。
正直“これは…”という状態でした。
そのうえ、追加依頼したカーテンの縫製も継ぎ足しで対応されていたそうで、
お客様は「生活が始まり、カーテンを洗って初めて発覚したので、継ぎ足しなら継ぎ足しで事後報告でも連絡してくだされば納得できること。その時はすごく腹が立った」とお話しくださいました。
さらに同じ時期に、お友達が同等の中古マンションを購入され、大規模リフォームを行ったそうです。
見積もりを見比べてみると、どう考えてもクロス工事だけではない高額な金額が請求されていたことがわかり、
その話を聞いたお客様は「やっぱりおかしかったんだ」とショックを受けられていました。
僕もお話を聞きながら胸が締めつけられる思いでした。
このように相場が見えにくいリフォーム工事の怖さを改めて痛感しました。
お客様は最後にこうおっしゃっていました。
「お金は高くても、納得できる対応と仕上がりならそれでよかった。
でも今回の業者さんには、良かったと思える点がひとつもなかった。」
不動産屋さんの紹介ということで断りづらかったのかもしれません。
でもやっぱり、違和感を感じた時点で立ち止まることも大切です。
僕たち職人は、お客様が何を求めているのかを感じ取ることが大事だと思っています。
仕上がりの美しさだけでなく、お客様への礼儀や対応も“職人の技術の一部”だということを忘れてはいけませんね。
賃貸物件なら“コスパ”や“スピード”、夜間工事なら“ノルマと効率”、
そして一生住むお家なら“仕上がりの美しさ”。
状況に合わせて柔軟に考えながらも、最低限のクオリティは絶対に守る。
それが職人の仕事だと僕は考えます。
今回の手直し、補修は表面からのアプローチなので限界もありますが、
それでもお客様から「だいぶ綺麗になりました!」と笑顔をいただけて本当に嬉しかったです。
壁紙工事は、どの職人が施工するかで仕上がりが変わります。
紹介や安さだけで決めず、自分が納得できる業者を選んでほしい。
悲しい思いをするお客様を一人でも減らしたいという気持ちで書かせていただきました。
クロスエスは、これからも堺市・和歌山エリアで丁寧で誠実な壁紙張り替え・クロス補修工事を続けていきます。(^-^)