クロス職人の坂口です。(^-^)
今回は大阪府阪南市さつき台でのクロス張り替えのご依頼でした。
いつもお世話になっている同業会社の事務員さんのご自宅のLDKのクロス張り替えです。
現場に入る前に「うちのクロス、剥がしにくいよ…」と言われていました。
以前、他のお部屋をリフォームした際にも剥がすのが大変だったそうで、僕もそれなりの覚悟で作業に入りました。
今回の工期は2日間。
剥がしにくい現場では3日くらい見ておくのが安心ですが、生活しながらの工事で支障が出るのは良くないので、
できるだけ早く終わらせてあげたいと思いました。
クロスの剥がし方には2通りあります。
ひとつは細かく根気よく丁寧に剥がす方法。
もうひとつは、石膏ボードの紙ごと剥がしてあとで下地処理をする方法です。
スピードだけでいうと、後者の石膏ボードごと剥がす方が圧倒的に早いのですが、
剥がしたままの状態で張ると糊が下地に吸い込まれすぎて、継ぎ目から剥がれる原因になります。
そのため、まずは下地に「シーラー」という吸水調整材を塗ります。
これを塗ることでクロスが正常に張り付く下地が完成し、パテ処理もスムーズに行えるようになります。
実はリフォーム店や工務店さんにクロス張り替えを依頼すると、このような下地のリスクを回避する予算が見積もりに含まれていないこと
が多く、現場で想定外の状態だった場合に「選んだ壁紙が貼れない」「追加費用が発生する」といったトラブルになることがあります。
僕は現地調査の際、お客様と話しながら壁の状態を瞬時に見極めています。
これが職人ならではの“眼力”です。( ´艸`)
25年間現場に立ってきた経験から、営業は少し苦手でも、現場目線のアドバイスには和歌山でも誰にも負けない自信があります。
今回の阪南の現場は、1日目にクロス剥がし・シーラー処理・パテ処理を行い、2日目に研磨とクロス張りで完工しました。
天井は木目調、壁はシンプルな白で、すっきりと明るいLDKに仕上がりました。
クロスエスにご依頼いただくお客様のうち、実は7割の方が「以前のリフォームに不満があった」とおっしゃいます。
「次こそ失敗したくない」というお気持ちに応えられるよう、これからも和歌山・阪南エリアで誠実な壁紙リフォームをお届けしてまいります!