クロス職人の坂口です。
度々、壁紙の接着剤についてはこちらのブログで書かせていただいていますが、
壁紙張り替え専門店クロスエスは現場によって接着剤を変えます。
一般的な量産型の壁紙「サンゲツSP」「リリカラベース」などは基本的には固形の糊を水で溶かすタイプの接着剤を使用します。
その希釈糊の中でも最高峰の糊といわれているのが、
ウォールボンド工業「マイスターA」です。
その昔、ウォールボンド工業が矢沢化学工業だったころ、当時の社長が原料と接着力にこだわり作られた「クロスノール」という糊がありました。初期接着が強すぎて、扱いにくいこの商品は職人さんから「こんな糊使えないよ」とダメ出しを食らい、クロスノールは廃番になります。その後継品が「マイスターA」です。
一般ユーザーにも扱いやすいよう改良されて作られた「濃くて柔らくて接着力がずば抜けている」この希釈糊は、
壁紙張り替え専門店クロスエスがメインで使用している接着剤です。ドア枠に付着した際も、簡単に拭き取れます。
糊の被膜が綺麗で変色の少ない糊です。まさに「希釈糊のレジェンド」ですね。(*^-^*)
しかし、私が住んでいる和歌山の問屋さんではこのマイスターAの在庫を抱えてくれないんです。涙
和歌山の職人さん達には浸透していない糊である事、1個当たりの施工㎡数が140㎡~160㎡と少ない事、
値段もそこそこお高いので売れないからですかね(-_-;)
毎回、クロスエスはメーカーの問屋さんに卸す最小ロットである1パレットで購入しています。その数なんと30個!
通常は1個単位で販売されているので、毎回購入には気合がいります。
しかしこういった副資材のこだわりはお客さまの壁紙の仕上がりに直結するので、妥協はしません。
和歌山の壁紙張り替えは、そんな「糊にこだわる」クロスエスにご相談ください。(*^-^*)