和歌山市のクロス職人の坂口です。(^^♪
今日は、僕自身が仕事をしていく中で強く感じている「お客様への向き合い方」についてお話ししたいと思います。
第一印象は服装で決まる?
僕は事務所や現地調査に伺うときは、必ず青い襟付きのシャツを着ています。
理由はシンプルで「ホームページに載っている人が来てくれた」とお客様に安心してもらうためです。
人の印象は最初の見た目で決まると言います。だからこそ「清潔感」を大切にしています。
実際、お客様は営業マンの顔よりも服装で印象を判断することが多い。
ちなみにそのシャツ、ユニクロのスーパーノンアイロンジャージーシャツ。
ストレッチが効いててめちゃくちゃ楽なんですよ。(笑) 生産中止にならないでと毎年願ってます。
作業着とのギャップ
ところが現場では事情が変わります。
どうしても汚れやホコリがつくので、作業用の服に着替えるのですが…
コンタクトレンズ+襟付きシャツ姿とのギャップがありすぎて
「別人かと思った」と言われることが1年で最低3回はあります。
さらに僕は現場では必ず眼鏡なので、余計に混乱させてしまったことも。(;^ω^)
最近は事前に誰かわかってなさそうなお客様には「こないだの青シャツと同じ人物です」とさりげなく
ひとこと伝えるように気を付けています。
お客様は“素人目線”
こうした経験から痛感したのは、僕らの存在はお客様にとって「当たり前」ではないということ。
たとえば「石膏ボードの下地が~」と職人同士なら通じる話も、お客様からすれば「なにそれ?」です。
だから僕はこう説明します。
「石膏って、病院で医療用のギプスの型をとるあの材料です。その石膏を固めて12㎜の厚さの板にしたものを壁に貼り、その上に幅92㎝の壁紙を一枚ずつ貼っていくんです」
ここまで話せば、専門知識がなくてもイメージできますよね。
専門用語はNGワード
僕が意識しているのは「専門用語を使わない」こと。
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ビス → ネジ
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コンパネ → 薄い木の板をミルフィーユ状に張り合わせた板
こう言い換えるだけで、お客様はグッと理解しやすくなります。
20歳の頃、初めて病院の現場に行ったとき、100人以上の職人がいて、専門用語が飛び交っていました。
出面、左官屋、軽天屋、馬、足元ヨシ、指差呼称、モルタル、職長、とびさん、セフティーベース。あの頃をちょっとおもいだして書いてみましたが、これ素人さんが初見で意味わかる人いるんでしょうか。
最初の現場では「誰が何の人か全く分からず、とにかく怖い」という印象しかなかったことを思い出します。
あの時の自分も“素人目線”だったんです。
わかりやすさが信頼を生む
結局、お客様が求めているのは「最短で答えにたどり着ける説明」です。
難しい専門用語よりも、かみ砕いてわかりやすく伝えること。
それだけでお客様からの印象はガラッと変わります。
「現場の職人さんは怖い」
そう思われがちな中で、説明が丁寧なだけで好印象を持っていただける。
僕ら職人が提供する価値は、施工の技術だけではなく「安心感」なんだと思います。
まとめ
壁紙の存在すら意識していない方もたくさんいます。
だからこそ、僕たち職人は「根本からわかりやすく伝えること」を意識しないといけません。
お客様にとって“当たり前ではないこと”を、誠実に、丁寧に伝えていく。
それが僕たち建築職人に求められている姿勢だと、日々お客さまとの会話を通じて感じています。
クロスエスは和歌山市新通にお店を構える壁紙張り替え専門店です。
皆様からの工事のご依頼おまちいたしております。