見習い小話①最も使われる壁紙の素材

クロス屋小話
こんにちは、クロス屋見習いのこうちゃんです。

ほとんどの家では壁紙が張られていると思いますが
その材料のほとんどが塩ビ素材だと言われています。

そのシェア率はなんと約95%にもおよぶとか!
圧倒的ですね~
その他はというと、和紙だったり布だったりというような天然素材系の材料になります。

ではなぜこんなにもシェア率が高いのでしょうか?
理由はいくつか考えられます。

1圧倒的安さ
何と言っても塩ビ素材は安いです!これに尽きると言っても良いかもしれませんが、他の天然素材と比べると何十分の1程度の価格です。
安いだけでこれだけのシェアが取れるかというとそうではありません。

2扱いやすさ抜群
塩ビ素材は柔軟性や耐久性など様々な面で扱いやすい素材と言えます。
過去に僕も天然系の素材を張るシーンを見ましたが、とても繊細で僕に扱えるようなものではありませんでした。

上記のような理由から多くのメーカーさんや職人さんから好まれる塩ビ素材ですが、問題がないわけではありません。

製造過程や廃棄の段階において懸念が指摘されています。
特に製造段階では塩素や石油などの原材料が使用され、有害な化学物質や廃棄物が発生することがあります。
また、塩ビ製品には可塑剤としてフタル酸エステルが含まれているものがあり、健康や環境への影響が懸念されています。

安くて使い勝手が良いのはとても良いのですが今後、僕たちのようなサービスを提供する側から環境を懸念した提案をしていけたら良いなと思います。

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