クロス職人の坂口です。( ^ω^ )
壁紙の仕上げは小さな仕事を積み上げて積み上げて、最後に良い仕上がりとなって、僕達の作品として形になります。
その積み上げる予定の小さな仕事を中途半端に終わらせてしまうと、あとあと響いてきます。
例えば壁紙の剥がし作業。
単純な作業に感じますが、実はこれも誰が剥がしても同じではありません。
全て剥がせば終わりに見えるこの工程も、剥がす人によって下地処理を行う手間が増えたり、コーキングをしっかり除去していなかったりすると、壁紙を貼る直前になってそれを除去する手間が増え、2度手間になります。
下地処理に関しても同様で、浮紙の残ったままパテを乗せて、パテが浮いたまま硬化していたりします。結局その浮いたまま硬化したパテはカッターで切り取って下地処理を1から施さないといけないので2度手間です。
職人にとって大事なのは、小さな仕事を100%こなすということ。
釘の突出が無いか、壁や天井の凸凹は平滑になっているか。
糊つけ後、適切な養生時間をとって壁紙に濡れが発生しているか、
道具は綺麗な状態を保っているか。
その100%の積み重ねが土壇場で生きてくる。
全ての作業を中途半端に終わらすことは、バトンタッチする職人仲間の仕事を増やしてしまうことになりかねません。
壁紙張り替え専門店クロスエスは、その工程一つ一つを妥協せず、その場その場で考えられるベストな施工を心がけています。
100の仕事を100行うには根気と時間が必要になります。
お客様が喜ぶ顔が見たいというのもありますが、
正直言ってこれは職人の意地。
ひとつひとつの現場が自分達の芸術作品。
そういう考えを持てれば100%を自然と目指せます。