クロス職人の坂口です(^^)/
今回は、新築住宅建設中の方やや壁紙リノベーションを検討中、工事中の方に向けて「壁紙選びのコツ」についてお話ししたいと思います。
これは僕の職人としての経験、
そしてこれまで多くのお客様の壁紙選びに寄り添ってきた中で気づいた
「実践的なアドバイス」です。
「どれを選んでも決めきれない…」
「部屋がどんな印象になるか不安…」
そんな方にぜひ読んでほしい内容です!
1. 真っ白より、アイボリーがいい
「白を選んでおけば無難で間違いないですよね?」
よく聞かれます。実際、その通りです。
白系クロスはどんなインテリアとも合わせやすく、仕上がりもきれいです。
でも、真っ白すぎるホワイトクロスには要注意。
特に乳白色のLEDのシーリング照明のように強い光を当てると、
眩しすぎて目にストレスを感じることがあります。
だから僕がおすすめするのは、ほんのりアイボリーがかった柔らかい白。
目に優しく、空間全体がふんわりと落ち着いた印象になります。
そして、もし真っ白なクロスを選ぶなら、照明は「電球色(暖色系)」を採用すると目にストレスを与えませんよ!
2. 天井に黒はNG?癒し空間には向かない理由
黒いクロス、かっこいいですよね。
でも、天井に黒系は基本的におすすめしません。
というのも、黒は光を吸収しやすく、部屋全体が暗く・重たく見えがち。
仕事場や店舗などなら雰囲気づくりに良いかもしれませんが、
リビングや寝室のような癒しの空間には不向きです。
どうしても引き締めたいなら、床をダークトーンにするのがいいと思います。
天井はできるだけ明るめにしておくと、圧迫感のない心地よい空間になります。
3. カットサンプルは“必ず”取り寄せる!
壁紙選びで失敗しないために大切なのが、実物を見ること。
メーカーのカタログや画面上では、どうしても「本当の色味・質感」は分かりません。
そこでおすすめなのが、A4サイズのカットサンプル。
業者さんにお願いすれば、無料でご自宅に郵送してもらえる場合がほとんどです。
個人でメーカーから取り寄せもできますが、住所などの入力が面倒なので、お願いできるなら業者経由がおすすめです。
4. 迷ったときの“決断のコツ”はこれ!
壁紙を2〜3種類に絞ったのに、そこから選べない…
そんな時、僕がいつもお客様に伝える言葉があります。
「もう、気持ちは決まってますよね?」
本当に迷っているように見えて、
実は心の中で6:4くらいの感情の偏りがあることが多いんです。
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なんとなくこっちが気になる
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ちょっとテンション上がったのはこっち
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ぱっと目が行ったのはこの柄
こういう微差に素直に従うと、不思議とあとから後悔しません。
「迷ったときは、ちょっとだけ好きな方を選ぶ」
これが、自分らしい空間づくりのコツです。
壁紙選びって、思った以上に“自分らしさ”が出るところなんですよね。
選ぶ過程で「どんな部屋にしたいか」「どんな暮らしをしたいか」が見えてくる。
だからこそ、楽しみながら、でも後悔のないように選んでほしいと思っています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、また次回のブログで。
クロスエスは和歌山市新通にあります。クロス張り替え専門店です。皆様からのご依頼お待ちいたしております。( ^ω^ )