クロス職人の坂口です。(^^♪
年度末ですねー。
クロス職人が一番忙しい時期って何月だと思います?
それは間違いなく「3月」です。
その理由としては、
①多くの建築会社やリフォーム会社の決算月だから。
②年度末で、賃貸アパート等の退去や入居に伴う張替の依頼が多くなるから。
③新年度に向けて、気分を一新したい方が増えるから。
毎年、3月になれば、職人さんたちがほんのりぼやきます。
「暇な時期と忙しい時期の差が激しすぎる」と。
年間の月別の忙しさを2つに分けると、
繁忙期が2月、3月、7月、9月、11月、12月
閑散期が1月、4月、5月、6月、8月、10月
こんな感じでしょうか。
毎年の事ですが、2月後半くらいから「クロス職人が見つからない…誰かいない?」
と内装業者さんや職人さん、いろんな方から連絡をもらいます。
そして現場をこなす職人さんもかなりタイトなスケジュールで動いているため、
疲れも溜まるし、イライラしがちです(-_-;)
先日も以前ご依頼くださった業者様から、「兵庫県の現場をお願いできませんか」とお問い合わせ頂きました。
日程が合わずお断りした形になりますが、兵庫の現場を和歌山の職人に依頼すること自体、結構深刻です。
それだけ3月は人がいないんです。
話は変わりますが、最近はもっぱら世間はAI、AI。
いろいろと便利な世の中になってきたものです。(‘ω’)ノ
僕もチャットGPTのアプリをよく利用するのですが、
悩み相談から、文章のまとめ、いろんな提案をしてくれるので、
アドバイザーが一人ついてくれているような感じです。
AIが出てきた当初、建設業に従事する職人さんの仕事もそれによって減少するんじゃないかなんて噂も経ちましたが、
まだまだ、AIに職人の手仕事を再現する力はないと思います。
全国的にみても建築現場の職人さんは、慢性的に不足しています。
AIによって、仕事を失ってしまう可能性が高いホワイトカラーの方たちが
ブルーカラーの僕達の仕事に目を向けてくれる事を願うばかりです。( ´艸`)
この仕事も僕自身26年目に入りました。
便利な道具は発売されても、基本的には業務内容は変わりません。
壁紙を剥がす、下地を形成する、壁紙を張る。この繰り返し。
すべて職人の手作業です。
時代の変化に対応しながらも、まだまだ腕を磨いていかなければ・・・・
今日もお仕事を頂けることに感謝して、壁紙を張ってきます!ご安全に!(^^)/