クロス職人の坂口です(^^♪
先日、和歌山市内のマンションでアクセントクロスの張り替え工事を行ってきました。
今回のお客様は、以前に和室の襖クロスの張り替えをご依頼くださった方。
そのときの工事は30分ほどで完了したのですが、仕上がりを見ながら1時間ほど楽しくお話させてもらいました。
その中で、ふとした会話から
「このカウンター部分のクロスも貼り替えてもらおうかな」
と追加のご依頼をいただきました。
こうしてまたご縁をいただけるのは本当に嬉しいことですね。
■ お客様との“関係づくり”の大切さ
お客様と職人、という関係を越えて、
「頑張ってるから応援したい」
「こうしたほうがもっと良くなるよ」
とアドバイスをくださるお客様もいらっしゃいます。
そういう関係が築けるのは、技術だけでなく“人としてのやりとり”を大事にしているからだと思います。
今回の工事も所要時間は2〜3時間ほどで完了。
時間をしっかりお伝えしておくことで、お客様も安心して予定を立てやすくなります。
■ 同業の職人さんへ伝えたいこと
お客様が気にされているのは、
「仕上がりの美しさ」だけではありません。
むしろ、
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工事の所要時間や工期
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どんな職人が来るのか
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現場でのマナーや対応
このあたりが一番気になっているポイントです。
職人はつい「技術」にばかり意識が向きがちですが、
お客様にとって“きれいに仕上がる”のはプロに頼む以上、当たり前のこと。
道具へのこだわりなどは、正直お客様にはほとんど関係ありません。
■ 小さな気配りが信頼を生む
たとえばこんなこと、皆さん意識されていますか?
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最初に見積もりに行くときはスリッパを持参する
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水を使うときは「お水をお借りしてもいいですか?」と一声かける
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現場の電気を勝手に使わない
お客様からすれば「そんなの当たり前でしょ?」ということですが、
職人の中には意外と気にしていない人もいます。
実際、今回のお客様も「以前の業者さんが自宅のコンセントで勝手に携帯を充電していて不快だった」と話されていました。
こういう小さなマナーの差が、信頼を大きく分けるんです。
■ 見積もりにも“安心”を添える
僕は見積もり書にも、
「作業時間」や「作業日数」をきちんと記載するようにしています。
こういった配慮が、元請け業者さんやエンドユーザーさんからの評価につながると思っています。
これは直受けでも下請けでも同じ。
元請けさんからすれば、
「安心して任せられる職人さんかどうか」
という部分が依頼の優先順位を大きく左右します。
■ 技術+常識=信頼
この道一筋でやってきた職人さんの中には、
社会常識にあまり触れてこなかった方も少なくありません。
僕自身は接客業や会社員の経験があるので、
そのあたりの大切さを身をもって感じています。
技術を磨くのはもちろん大事。
でも、“お客様目線の気づかい”ができれば、
あなたの評価も爆上がり間違いなしです!笑
