クロス職人の坂口です。(*^-^*)
今回お話するのは壁紙張替をDIYで行う方に向けてお話します。
まず前提として、僕自身はプロですが、壁紙をDIYでチャレンジされる方を全く否定しません。
先日もDIYで壁紙張りにチャレンジしている方がお店にご来店くださり、壁紙DIYについてご相談くださいました。
クロス職人さんからすれば、壁紙を日曜大工で行うなんて職人への冒涜だ!
なんて声も聞こえてきそうですが・・・
しかし、壁紙DIYがテレビやメディアなどで多く紹介され、
インターネットでも作業動画等の情報が溢れているこの時代。
これだけ壁紙DIYへの関心を持つ一般の方が増えてくると、
僕達プロもこの市場でのマーケティングも視野に入れていかないと、今後この内装業界では生き残れないと感じます。
素人さんがDIYで壁紙を張り替える最大のメリットはなんといってもそのコストパフォーマンス。
洋室6帖の壁1部屋張り替えるとなると、プロに頼めばそれだけで最低5万円~6万円の費用は必要になってきます。
しかし自分でその洋室の壁紙を張り替えることができるなら最高です。
3段の脚立を用意して、糊付き壁紙30mを購入するだけ。
壁紙張りは器用な方なら、教則の動画を見ながら作業すれば十分にいい仕上がりが期待できます。
DIYでの作業は出来れば2人で行うのが理想です。
壁紙は壁に糊を塗って貼るのものではなく、
壁紙に糊を塗布して貼るので張りつける際、壁にペタペタ引っ付きます。これが意外と大変。
もう一人に下のほうで壁紙を持って壁につかないように浮かせてもらっておくと断然貼りやすいです。
壁紙の空気を抜く作業、真っすぐに張る作業、すべてにおいて2人だと効率がいいです。(*^-^*)
あとはプロからの重要なアドバイスとしては、「準備を怠らない」という事ですね。
慣れない作業を行うわけですから、事前の準備はめちゃくちゃ大事ですね。
①まずはもともと張られている壁紙を剥がす。
中途半端に残さず、端までキッチリと。
②そして新たに張りつける壁紙は天井から床までの高さに事前にカットしておくこと。
上下5センチぐらいは余分にだすのがいいでしょう。
③道具を準備しておく
施工道具は、カッター、スムーサー、地ベラ、スポンジ、ハサミぐらいです。
糊付き壁紙を購入した際セットで購入できる道具セットは悪くはないんですが、
今回は僕のおすすめをご紹介します。
ちなみに僕は、DIYの道具にお金をかけるのは反対です。
プロはハサミだけでも、うん万円のものを使用したりしますが、
DIYなら100均のハサミ、100均の一般的な小カッター、激安スムーサー、4寸の地ベラくらいでいいと思います。
■ハサミ (90㎝幅の壁紙を半分にしたりするときに必要)
100均のハサミは大きめの裁ちばさみサイズを。こんなやつ。
■スムーサー(壁紙の空気抜き)
素人さんが張りつけた壁紙の空気抜きをする際に、
ナイロン毛でできた撫でバケよりも断然スムーサーの方が扱いやすいと思います。
すごく空気が抜きやすいです。おすすめの激安スムーサーのリンク張っておきますね。(*^-^*)
これはプロもめっちゃ使ってるやつです。
そしてこのスムーサーのもう一つのポイントは、ドアや巾木周りの角の型を出すのにもってこいなんですね。
スムーサーで型をつけて、それに沿って地ベラを当ててカッターで切る!だから竹の尖ったヘラは必要ないです。
■地ベラ (継目処理、余分な壁紙をカットする役割)
プロが使用する地ベラは8寸や9寸がポピュラーですが、
デカすぎると素人さんは扱いづらいので小さめの4寸くらいのサイズをチョイスするのがいいでしょう
これもリンクを貼っておきます。
■カッター
カッターはご自宅にある小さいほうのカッターで大丈夫です。こんなやつ。
刃は切れ味が大切でポキポキ折りながら使用します。
カッターの刃を入れる用に、空き缶を用意しておいた方がいいでしょう。
あとはドア枠等の建材についた糊を拭き取るスポンジと水バケツさえあれば、DIYで壁紙を張るには十分です。
最近、壁紙DIYの講座を開きたいなという想いがあります。
壁紙DIYにチャレンジする皆さんのお話を聞いてみたいです。(*^-^*)
ではまた次回のブログで。
壁紙張り替え専門店クロスエスは、和歌山市新通にお店がございます。
壁紙張替についてのご相談、壁穴の補修も承っております。是非ご相談くださいませ。