クロス職人の坂口です。(*^-^*)
今回はカットテープのお話。
カットテープのはクロスの表面に糊を付着させないために作られたもので、クロスの継目処理の際やに使用するテープの事です。
そもそもどうしてクロスの表面に糊がついてはいけないのかといいますと、残った糊が経年で変色し汚れのような形で後から出てくるからです。
実は、職人さんでもクロスの表面に糊を全く付着させない施工は実は難しいんです。細心の注意が必要です。
表面についた糊はすぐに水で拭き取れば取り除くことが可能ですが、糊が付着したまま時間がたつと糊の成分が固まり拭き取りが大変になります。
カットテープは施工道具製造メーカーのヤヨイ化学工業、極東産機、HIROSHIMA、などが販売しています。こちらも沢山の種類があって
DIYで使用される方はどれを買えばいいんじゃい!って悩まれると思います。
クロスエスが使用しているのはヤヨイから発売されている410-015のオレンジテープ500m巻です。
これも師匠に教わったのですが、カットテープはまず「乾きにくいもの、クロスとの密着性があり糊の被膜が安定するもの、適度な腰があるもの」
この条件を満たすのがベストです。
クロスエスの施工方法は、他社と違うところが多々あるので、ので手でちぎりやすい粒粒エンボステープはむしろ使いにくいです。
そして何より粒粒のエンボスは糊が乾きやすい。夏場なんか特にですね。
カットテープは消耗品。糊を付着させないためだけなら安価なものでも大丈夫です。
しかし副資材1つにこだわりを持つことで見えてくる景色はあります。
エンボス信者の職人の皆さん、暑い夏に向けてカットテープを変えてみてはいかがでしょう?