クロス職人の坂口です。(*^-^*)
今回は、量産クロスと壁紙メーカーの話。
巷でよく耳にする「量産クロス」という言葉ですが、これは僕たちの業界用語としての呼び方で、
正式には1mあたりの定価が¥600の壁紙のことを言います。スタンダードクロスとか、600番台という呼ばれ方もしますね。
サンゲツのSPシリーズやリリカラBASEなどがこれに当たります。
その上級品にあたるのが「1000番クロス」と呼ばれる1mあたり定価¥1,000の壁紙です。
サンゲツReserveやリリカラlightなどがこれに当たります。
はっきり申し上げますと、これらの壁紙自体を定価で販売している所はありません。
インターネットで調べれば価格はすべて定価の半額以下の値段です。
お客様も壁紙の金額を調べられる便利な世の中になりました。
そして我々、工事する側もこの価格に近い形で問屋さんから壁紙を仕入れています。
特別安く仕入れているわけではありません。
やはり我々のような壁紙施工業者にとっては壁紙の価格がチョンばれのこの時代は逆風ですね。(;´∀`)
材料で利益を出す時代は終わったととらえていいでしょう。
さて、量産クロスの壁紙の仕上がりについて書いていきましょう。
一番安価な壁紙だから、お家の壁を量産型のクロスで張り替えても安っぽく見えるんじゃない?と思われている方もおられますが、全くそうは思いません。施工性も良く綺麗に仕上がるし、お客がこれといったこだわりもなくお部屋を白く明るくしたいだけなら量産型クロスをお勧めします。
20年前に比べ、量産クロスも非常にカラーバリエーションも増え、防カビや表面強化機能など、機能のあるものも増えてきました。
全国で展開している主要な国産壁紙メーカーはサンゲツ、リリカラ、トキワ、シンコー、ルノン、東リ、このあたりだと思います。
メーカーはどこがいいの?とよく聞かれますが、仕上がりの差は各メーカーそこまでの差はありません。
どれを貼っても綺麗になります。量産型クロスの機能や強度についてはまた今後の記事で書かせていただきます。
それでは皆さん今日も元気に幸せな壁紙ライフを!