何事にも余白をつくることが大事

クロス職人の坂口です。(^^♪

僕達のようなクロス職人は毎日現場にでて、壁紙を貼る事でその対価を頂いています。

どこの会社にも属さず、フリーランスで仕事をしている職人さんがほとんどです。

クロス職人あるあるなんですが、1週間先の自分のスケジュールが例え1日でも埋まっていないと不安になるんです。

僕もそのタイプで、空いている日にちを埋めるために、お世話になっている内装工事店に「この日空いてるんですがどうですか?」なんて営業電話をよくかけていました。とにかく職人にとっては予定をパンパンに詰めるのが唯一の安心材料なんです。

特に年度末が明けたこの時期4月~5月はクロス職人にとっては総体的に暇な時期であり、職人はみな不安になる時期でもあります。

 

最近は少し考え方も変わり、よほど空きがある場合以外は営業電話を控えるようにしています。

その理由としては、何かトラブルのがあった際にすぐに対応できるように時間と気持ちの余裕を持つためです。

その余裕があれば、物事を冷静に判断できるようになるし、現場でバタバタすることもなく壁紙の施工に集中できます。

そして現場に出ない時間を使って、現場で出たごみの産廃業者への運搬や、現地調査、今後の経営方針の勉強等に時間を使うようにしています。そしてやはり家族との時間が1番大事です。

焦れば、現場でミスもしやすくなるし、ケガのリスクも高まります。クロスエスの従業員の子たちもそこには賛同してくれています。

目の前の現場を追うのではなく、長期的なスパンで物事を考えないと自分自身も成長していかないと実感しています。

腹も八分目、スケジュールも八分目に抑える。体と心の健康をためには大事なことだと考えています。

職人のすべてが見える時代がすぐそこに

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

インターネット社会が始まってからというもの、時代はものすごいスピードで変化しているなと感じます。

僕がクロス職人を目指し始めた23年前は、携帯電話は普及していたのですがインターネットといえば「iモード」なるものが出てきた頃です。今はスマートフォンが普及し、現場の職人さん達も自分の考え方、技術、現場の作業風景をSNSを使って投稿したりする人が増えていますね。

簡単に発信出来てしまう分、先人達の長年培ってきた技術と知識が拡散しまうことに少し疑問も覚えますが、この業界に限らずほとんどの情報が検索でヒットするこの現代社会。ある程度は仕方のないことなのかなと思います。

こうやって僕がお客様と直接職人がつながる事が出来るようになったのも、このネット社会の恩恵です。

この変化のスピードは年々加速しているように感じますが、僕たちの仕事はすべて現場での作業で、どうしてもそういう世の中の変化に気づきにくい業種です。

 

お客様とお話していて、自分の常識はお客様の常識ではないというのを改めて再認識させられることがあります。

壁紙を張り替えられる事を知らないお客様や、壁紙張りの専門職人がいることを知らないお客様、

職人は業種関係なく、大工工事からクロス工事まで一人でなんでもできる「多能工」という解釈のお客様もいらっしゃいます。

 

これからは「個」の力が強い時代です。どんどん発信してお客様に僕達の仕事を認知してもらいましょう!

全国の職人さん一人一人が主体性を持ち、お客様に向けて自ら発信することでこの業界の活性化につながるはずです。

クロス職人のマインドセット

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

今日は変なお天気でしたね。((+_+))物凄い風が吹いて、吹っ飛ばされそうでした。

大阪府阪南市のK様邸の現場は工程通り順調に進んでいます。今日は階段室を貼りました。

作業に集中していてすっかり写真を撮るのを忘れていました。(;´∀`)

 

突然ですが皆さん「マインドセット」という言葉をご存じでしょうか。

これまで学んできたことや経験によって先入観から形成される思考パターンや固定化された考えで、

「無意識な思考のくせ、思い込み」のことを指します。

 

職人はこだわりが強く、自分の仕事のやり方、進め方を変えることができない方も多くいらっしゃいます。

これぞ経験からくる「固定されたマインドセット」ですね。

クロス職人は一人親方が多くて、一人で現場をこなしている方も多くいます。

毎日一人だと、知恵袋は一つです。

今日の阪南市の現場は4人の作業、僕がもちろん指示を出しますが、みんなが主張し意見を出し合い、ベストな作業の流れを決めていく。それぞれが主体性をもって仕事に取り組んでくれています。情報共有という観点かも仲間という存在は大きいですね。( ^ω^ )

マインドセットは自分次第で大きく変わります。

今はネット社会です。

新しい施工方法や知識などはインプットできるありがたい時代になりました。

しかしそんな時代だからこそ、毎日同じ作業をしていては他の職人さんたちに追い抜かれてしまいます。

僕はアウトプットを行い自ら発信する。そして新しいことに挑戦することを大切にしています。このブログも今のところ毎日更新が続いています。これも一つのチャレンジですね。(*^-^*)

時代の流れ、変化のスピードにいかに対応できるか。

毎日の暮らしの中で、固定マインドセットを成長マインドセットに変えていきましょう。(*^-^*)

壁紙の糊の話その①

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

今回は、壁紙の糊のお話。

壁紙の糊は、いろんなメーカーがしのぎを削り、たくさんの種類のものが販売されていますが、壁紙糊の2大メーカーといえば、

ヤヨイ化学工業と、ウォールボンド工業の2社に分かれます。

全国シェアでいうと、ルーアマイルドなどの主力商品でおなじみのヤヨイ化学が8割、ウォールボンド工業が2割ぐらいでしょうか。

勝手な僕の感覚ですが。(;´∀`)

 

ちなみにクロスエスはウォールボンド工業の糊を使用しています。

ウォールボンド工業は、群馬県にある会社です。自社の製品の良さをアピールするために営業マンが全国を飛び回っています。

また、社内では施工実験や研究に余念がなく、職人さんに何を質問されてもすぐに明確な答えが返ってくる、職人に寄り添ったメーカーです。

そしてウォールボンド工業は全国各地で職人さんに向け、施工講習会を主宰しそれと合わせて自社の製品アピールを行い、ひそかに勢力を拡大しています。僕自身も和歌山、京都、岐阜、大阪の講習会に参加した経験があります。

岐阜での講習会の写真

わざわざ時間とお金をつかって勉強しに来る「壁紙の変態の集いです」

 

壁紙の接着剤(糊)には固形の糊の固まりを水で溶いて使用する「希釈型」の糊と、水に溶かすことなく使用する「原液使用型」の2種類に分かれます。分類としては希釈型が壁紙施工用でんぷん系接着剤2種1号、原液使用型壁紙施工用でんぷん系接着剤2種2号に該当します。

 

糊は主成分が小麦由来のでんぷんでできていて、糊にはランクがあります。昔はでんぷんを窯で煮て糊を生産していたそうです。

今は「苛性ソーダ」という薬品を使用しその状況を作り出し、大量生産が可能になったそうです。

でんぷんのみでつくられた糊は安価ですが接着が頼りないです。

合成樹脂エマルジョン(ボンド)が入った糊は接着力が高く、価格もそれなり。

「壁紙なんてその時、綺麗に貼れていれば問題ない。糊なんてどれ使っても一緒!」

大手の下請け孫請けのクロス職人さんは買いたたきの被害者で、そういったマインドに陥りがちです。

そう、副資材にコストを懸けれないんですから自然とそうなります。

ヤヨイ社の安価な糊は、塩分濃度が高く紫外線の影響で変色しやすい。あくまでも個人の見解ですが。

紫外線、経年で糊の変色が進行し壁紙の表面に糊の成分が上がってきます。これも糊の粒子の大きさが関係しています。

要するに糊の粒子が細かすぎるんです。

ウォールボンド工業の糊は粒子が大きく、壁紙の裏紙のところで止まる。表面に上がってこない。そして糊の変色が少ない。

だからいつまでも壁紙の綺麗な状態を保てるんですね。本当に糊って大事なんです。(#^.^#)

 

今回の話はこの辺で。糊の話を書くと長くなるのでまた書きます。

 

大阪府阪南市K様邸の張替工事2日目

クロス職人の坂口です。(#^^#)

今日も引き続きK様邸の貼り替え作業です。

午前中は、昨日下地処理を施した洋室のクロスの施工と2階の廊下、階段、1階玄関の下地処理です。

 

クロス工事は土木工事などに比べて「汚れないスマートで綺麗な仕事」と思われがちですが、全く真逆でかなりホコリのする工事です。

壁紙の剥がしの際に出るホコリ、石膏ボードの目地をVカットする際にでるパテのホコリ、最終のパテの研磨作業などかなり現場は汚れます。在宅リフォームの場合はお客様の生活がありますのでそれに支障をきたすことがないように現場は常に清掃、掃除機をこまめにかけることを心がけています。

写真は階段室のシーラー処理。全面にシーラーをかけます。

下地処理の時間はおそらく他の業者様に比べると倍以上かけています。

クロスエスは「妥協なき施工」をモットーにやってます。100%は難しいですが、出来る限り新築に近い状態までもっていきます。

世のクロス屋さんはとにかく早く貼りたいんです。貼るのは好きだけど下地処理は嫌い!そんな職人さんはたくさんいます。

そりゃ僕も、下地処理より貼る方が何倍も楽しいです。(笑)

そんな手間のかかる下地処理に文句も言わずついてきてくれる職人仲間とクロスエスの従業員たちには毎回感謝です。

 

4月に入ってお客様のお電話でのお問い合わせが増えています。

4月から和歌山に引っ越し、壁紙壁紙張り替え工事を検討されている方も多いのかなと感じます。

壁紙張り替えリフォームは是非「クロスエス」にご相談ください。(#^^#)

大阪府阪南市で在宅の状況の中クロスの張り替え

クロス職人の坂口です。(#^^#)

今日から大阪府阪南市K様邸です。和歌山市内から30分程度の場所です。

2月の時点でご依頼頂いていたのですが、3月の予定に空きがなく4月まで工事を待って頂いていました。お待たせして申し訳ございません。

工事の内容としては、洋室2間、階段ホール、洗面室の天井壁のクロスの張り替え。洋室、階段カーペットの張り替えです。

今日は洋室2間の天井、壁の下地処理です。

壁紙の剥がし具合ですが、見積り段階からある程度の見立ては出来ていました。かなりの数のひび割れ、接着不良を起こして壁紙が剥がれている箇所がたくさんありました。実際に剥がしてみると下地処理剤(パテ)の上に全くクロスが接着してない状態でした。

通常の新築住宅の場合は下塗りパテ、上塗りパテの2工程の下地処理ですが、

この下塗りパテと上塗りパテの相性がとにかく悪い!パテ自体が起き上がってきている状況でした。

こんなとき、通常の業者さんなら確実に対処に困るはずです。しかし時間と手間がかかる事を調査の段階である程度予測できる当社クロスエスに怖いものはありません。まずはダメパテをすべてVカットして新しい目地を作ります。この下パテは全く強度がなくグッピーラムネのようにサクサクで簡単に削れてしまいました。そりゃひび割れも多くなります。

下地処理の工程

①Vカットの後は全面シーラー、壁紙の糊とパテの接着を安定させる大切な工程です。ベニヤ面と石膏ボード面には別の性能を持ち合わせたシーラー2種を使用します。

②昔の住宅は釘を多く使っており下地の木の痩せにより釘が外れてしまいます。すべての目地をビスの増し打ち、

釘が外れて耐久性のない動く下地にビスを入れて固定してやります。

③ひび割れに強いパテを充填、その後中塗りパテ、上塗りパテの順番で3回塗ります。

これがざっくりとした下地処理の流れです。職人仲間と2人で洋室二間、がっつり1日下地処理に時間を懸けます。

「壁紙の仕上がりは下地処理が9割」クロスエスの合言葉です。

明日は、洋室2間を仕上げます。またレポートいたします。

褒める事、叱る事。

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

 

なかなか若い子が育たないといわれるこのこの壁紙職人業界で一人前の職人さんを目指す子が少なからずいます。

修行を始めて1年もたてば、センスのある筋の良い子はそれなりに仕事も覚え、スイスイ壁紙を貼れるようになります。

修業時代の自分は、何度も失敗を繰り返していました。しかも同じことをを何回も。(;´∀`)

親方は僕に向かって「お前はセンスがない」とよく言っていました。覚えるのは確かに遅い方でしたね。

その頃に特につらい思い出として残っているのは、たくさんの職人さんがいる前で、大きなミスをしてしまい、

みんなの前で「役立たずは帰れ!」と大きな声で怒鳴られ続けたことです。恥ずかしさと情けなさが同時に僕を襲いました。

今の時代は、僕らの修行時代の20年前とは比べ物にならないほど、現場で怒号が飛び交うことはなくなりました。

壁紙職人の業界は、明らかな人手不足。貴重な人材を大切にしなければという時代の流れでもあると思います。

 

僕自身、応援に来てもらった若い子に必ずいうことがあります。

失敗はしてもいいけどそれを隠すな、ごまかすな

親方は最初はきっちりした仕事を覚えるもらうことが最優先で、「作業スピード」を求めてはいません。

現場で失敗した責任はすべて親方です。失敗を隠すのは簡単ですが、後で見つかったときに取り返しのつかないことになります。

100ある工程を時間をかけて100に近づけるようにしましょう。それを90で終わってしまうと次の工程、壁紙の仕上がりにに必ず支障が出るのです。

 

僕も現在従業員が来てくれていますが、仕事を教えるのは難しいです。失敗されて当然なので。

つい自分でやった方が早い!ってなっちゃいます(;´∀`)

僕が親方として大切にしている事は「若い子の失敗を発見しても、お互いが一人の時に指摘、是正してあげること」

叱るときは1対1のスタンス、大切にしています。本人の傷口を最小限に抑えることにつながります。

そして出来るようになったときは、しっかり褒めてあげる事。これが一番本人をやる気にさせます。

褒められたり、リスペクトの気持ちを言葉に出すことって本当に大切です。

 

和歌山市有本でお世話になっている電気工事士の新築事務所完了

クロス職人の坂口です。

いよいよ新年度がスタートしましたね。(*^-^*)皆様いかがお過ごしでしょうか。

壁紙張り替え専門店クロスエスの新年度の目標は、

「新事務所の設立」「職人さんの新規雇用」「新しいプロジェクトの始動」この3つですね。

来年の4月1日。自分がどのように成長できているか今から楽しみです。(#^^#)

皆様、今年度もクロスエスをよろしくお願いいたします。

 

年度末、最後の現場となったのが和歌山市有本のお世話になっている電気工事士さんの新築事務所です。

メインの壁のクロスは白のプロジェクター投影クロス。倉庫の壁は、天井がマッドブラック、倉庫の壁はグレーのペット対応クロス。

効果的にアクセントクロスも取り入れていました。

全て壁紙自体に厚みの無い商品で、入念なパテによる下地処理が必要な商品です。

毎回繰り返しになりますが、下地処理にいかに時間と手間をかけるかで仕上がりの美しさは決まります。

大きな吹き抜けがあり、天井から床までの高さは6.4m。危険が付きまとう高所作業です。

職人仲間の協力がなければ仕上げる事が難しい箇所です。

忙しい中、時間を空けてきてくれる仲間には毎回毎回感謝しかありません。

写真は壁掛けテレビのアクセントクロス。

壁一面をアクセントクロスにするわけではなく、壁の途中からアクセントクロスを取り入れることでお洒落さがUPしますね。(#^^#)

ニッチの中は、フェラーリの色「イタリアンレッド」の壁紙をアクセントクロスに。施主さんの一番好きな色だそうです。

この月末は、現場が重なり疲労度Maxでしたが何とか乗り切ることが出来ました。

4月は毎年そこまで現場は忙しくないのですが、ありがたいことに5月のゴールデンウィーク明けまで予定が9割、埋まっています。

週末はゆっくり英気を養い、来週からは大阪府阪南市のお客様のもとに伺います。ご安全に!

ベニヤ板の灰汁を止めるシーラーの話

クロス職人の坂口です。(^^♪

今回は、ベニヤ板の灰汁のお話です。

クロスを貼る下地材は現在の新築住宅では「石膏ボード」が一般的ですが、

一昔前までは木材の薄板を何層にも重ねて製造された「ベニヤ合板」も頻繁にクロス下地に使用されていました。

壁紙張り替えの現場に行くと、そのベニヤ合板の灰汁(アク)に遭遇することが多々あります。

木材には必ず含まれているこの灰汁は、なんの処理も行わず上から壁紙を施工すると経年で必ず壁紙の表面に変色が見られます。

壁紙を貼った時点で表面に出てくることもありますが、大抵貼ってすぐは灰汁の症状は確認できません。

職人さんですらこのベニヤ合板の灰汁止め処理はしない人が大半を占めます。

それはもともと、灰汁止めという概念がない職人さんが多いのと、コスト的な問題などが関係しています。

 

ベニヤ合板の灰汁止めは当社クロスエスではウォールボンド社の「シーラーセットアップ」を使用します。

極東やサンゲツからもOEMで同商品(極東産機HIシーラーSETUP)(サンゲツSAシーラー)が販売されています。

その他メーカーの灰汁止め効果が期待できるシーラ―はヤヨイの「シーラー100」が代表的ですね。

このシーラーセットアップは下地にしっかり浸透し、「灰汁止め、吸水調整、接着補強」の効果がある万能シーラーです。

希釈率はしっかり守らないといけません。原液で塗りたくるのは絶対ダメ。吸水率が極端に悪くなり、壁紙の剥がれの原因になります。

水2、シーラー1の割合で希釈します。常に軽量カップで測ります。

このシーラーはダイノックシートなどのプライマーにも使用されています。

このシーラーの難点は、乳白色ののシーラーに比べ、硬さがなく、シャバシャバでポタポタこぼれて塗りにくいので、このシーラーを塗る際にはコロコロ転がすローラーではなく͡コテバケを使用します。

 

灰汁止めのシーラー塗布は非常に手間のかかる作業ですが、お客様の10年後の壁紙の変色に大きく影響してきます。

和歌山の壁紙張り替え専門店クロスエスは1級壁装技能士の意地とプライドでお客様に良質な壁紙施工をお届けします。

ぜひ現地お見積り調査をご依頼ください。(^^♪

ひび割れを防止するパテ材とは?

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

今日は和歌山市有本で、お世話になっている電気工事士Nさんの新築事務所のクロス工事に来させていただいています。

今年の僕が目標の一つに掲げていることは、「自分の事務所を持つこと」です。

もちろん賃貸で考えています。新築で建設できるほどまだ余裕はありません。(;´∀`)ああ、うらやましい・・・

 

ブログで何度も書かせていただいていますが、当社壁紙張り替え専門店クロスエスは新築の工事も承っています。

新築の住宅は、「綺麗になって当たり前」その中でいかに仕上がりに他業者様と差をつけるか、ここがポイントになります。

 

今日はパテ下地処理の工程です。壁紙張り替え工事同様に、新築のクロス工事も仕上がりは9割が下地処理で決まります。

9割は言いすぎじゃないの?と言われますが、僕の中では9割です。

「パテ作業」で天井や凸凹を平滑にし、粉塵が舞う「研磨作業」でさらにツルツルにする。これが下地処理の流れですね。

一般のクロス工事の新築のパテ処理は、下塗りパテと上塗りパテの2回塗りが基本ですが、クロスエスは下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本になります。壁紙で隠れてしまう部分でお客様には目に見えない箇所ですので手を抜こうと思えば簡素化できてしまいます。そこで妥協するかしないかでクロス職人の本質が問われます。

「ひび割れに特化したパテを使う」

新築住宅は建設してから1年~2年が一番ひび割れが起こりやすい時期です。

「新築なのに壁にひびが入ってきた!この家は欠陥じゃないの?」それは結構頻繁に起こりうる事例です。

住宅内部の木材が四季を通じ湿気による膨張、乾燥することにより伸縮、木材のコンディションが落ち着くまでは、天井や壁にひび割れが入りやすい状況です。車が多く通る道沿いの家は、外部からの振動の影響も考えられます。

その状況を少しでも回避するためクロスエスは1回目のパテにひび割れ対策に特化したパテ「タフクラック」を充填します。

 

 

 

一般的に使われるパテに比べ、強度は雲泥の差。完全乾燥させれば安心感が半端ないです。

その上に、中塗りのパテ、クロスが接着する上塗りのパテですね。

タフクラックをすべての天井、壁の下地に充填するクロス工事の業者さんはなかなかいません。

コストとスピード重視の職人さんも多く、なかなか浸透しないというのが現状です。

壁紙張り替え専門店クロスエスは新築住宅のクロス工事も一切の妥協を許しません。

お客様からのお見積り、お問合せお待ちいたしております。(*^-^*)

 

壁紙の見本はデジタルカタログで!

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

お客様から壁紙リフォームの見積依頼をいただき、現地調査の訪問の際、必ず持参するのが壁紙の見本帳です。

スタンダードクロス、ハイグレードクロスの2種類のカタログは常に車に積んでいます。

とりあえず現地調査してもらって、工事金額をきっちり出してほしい!そんなお客様には

「現地訪問前のデジタルカタログ」の閲覧をお勧めします。

デジタルカタログとは、私が常に車に積んでいるカタログがそのままパソコン上で観れちゃうんです。

 

たくさんのメーカー様がしのぎを削っており、壁紙の種類は1000種類を越えます。

サンゲツ、リリカラ、トキワ、ルノン、シンコールなどのメーカー様が有名ですね。

お客様が事前に壁紙を選んでくださることで、通常のお見積りよりも詳細を記したお見積り書を作成することができます。

その理由としては、選ぶ壁紙によって下地処理の手間賃、施工単価、壁紙の必要量も変わってくるからです。

何点かお気に入りの壁紙をピックアップしておいてくれくれているだけでもこちらとしては、プラン提案も出しやすく大変ありがたいです。もちろん、全部お任せしたいというお客様にはゼロから説明し対応させていただきます。

 

10年に1度するかしないかの壁紙リフォーム工事においては、お客様にとってはわからない事だらけで

業者選びにも悩まれていると思います。クロスエスは迅速にお客様のもとに伺い、施工プランを提案いたします。

和歌山の壁紙張り替え、リフォーム工事は是非当店にご相談ください。(*^-^*)

壁紙をDIYする人必見「壁紙貼り替えで絶対にやってはいけない事」

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

今回は壁紙のDIYについてのお話です。

ご自宅の壁紙を張り替える際、2パターンの考え方があります。

僕たちのようなプロの業者に頼むか、自分で壁紙を張り替えるか。

You Tube動画などで壁紙施工の参考動画がいつでも観れる世の中になったことで、壁紙DIYにチャレンジする方が非常に多くなりました。

やはりDIYは自分で全部出来るので、プロに頼むよりも断然、低コストで収まるという認識があるのでしょう。

たまに素人さんが壁紙を貼っている動画なんかを観るのですが、中にはプロ顔負けのとんでもないDIYヤ―の方もいらっしゃいます。

かなり勉強されているのだなあと感心してしまいます。

 

もちろんDIYで壁紙を貼るユーザーはプロの仕上がりを求める方はいないとは思います。

ご自宅の壁を張り替えるのは自由ですので僕達職人がとやかく言うことはないのですが、

不動産投資をされておられるオーナーさんが、自分自身でその物件の壁紙を張り替えるのは少し危険な香りがします。

実際、そのような物件に入居者様が引っ越しされた何年後かに、壁紙の不具合(剥がれや浮き)などが発生し、家具や家財がある中で

当社が張り替えを行ったこともあります。

自分の貴重な時間を割いて貼った壁紙が入居される方の生活を妨げ、最終的に業者に依頼することになってしまえば低コストを目指して行うDIYの意味がなく、マイナスでしかありません。

 

正直、壁紙はすべての建材に接着すると考えておられるユーザーさんは多いです。

僕達クロス職人の中で「タブー」とされていることをまとめてみました。

  1. 壁紙を剥がさずに壁紙の上から貼ることはプロの業界では「タブー」 
  2. ペンキの上になんの処理もせず壁紙を貼ることは「タブー」
  3. 霧吹きの水をかけて水がしみこまない建材に壁紙を貼ることは「タブー」
  4. 和室の塗り壁にそのまま壁紙を貼ることは「タブー」

このすべての項目の悪いところは、施工後すぐは剥がれてこないことです。

だからDIYでうまくいったと皆勘違いするんです。

プロがやってはいけないことを理解することで、見えてくるものがあると思います。

DIYにチャレンジされる方、疑問質問などあれば何でもお答えいたします。

遠慮なくお問合せくださいね。

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