こんにちは、クロス屋見習いのこうちゃんです。
クロス屋で働いてみて気づいたことや疑問に思ったことがたくさんあるので 今回はその中の1つについて調査し、まとめてみました。
今回の疑問は
「人はなぜ壁紙を張るのか?」
というものです。
作業をしていてふと思ったんですよね。
何でわざわざ紙を張るのだろうかと。
よくよく考えてみれば紙を壁に張り付けるわけですから 当然汚れたり劣化していくわけです。
そんなものは最初からなければいいじゃないか!
コンクリートの打ちっぱなしみたいな感じで無機質な感じで良くない!?張るのめんどくさいし!
な~んてクロス屋見習いとは思えないような事を考えながら作業をしていました。
そんな作業とは全く関係のない考え事していると、また別の疑問が生まれました。
【壁紙っていつ生まれたんだろう】
壁紙の歴史について全く知らない状態でクロス屋見習いをやっていましたので 壁紙の知識を深める良いきっかけだと思い調査してまいりましたところ意外なことが判明しました。
日本における壁紙の歴史はかなり古いという事です。
日本の壁紙の歴史
日本では弥生時代から奈良時代(紀元前300年頃 – 794年)にかけて、土壁や竹・木などの自然素材を使用した壁面装飾が一般的でした。
そもそも紙というものがありませんしね!(日本では610年ごろに中国から製法が伝わったそうです)
この頃は装飾的な意味合いは限られていて、機能性と実用性を重視していたようです。
その様相が大きく変化するのが次の時代です。
平安時代から室町時代(794-1573年)にかけて、貴族や寺院などでは金箔や絹などの高級素材を使用した壁紙が作られました。
ちなみに現在でも金箔・絹ともに高級素材です。
さらに仏教の影響を受けた壁画や屏風絵も一般化してきました。
このころはどちらかというと、上流階級の方たちが色んな壁紙を取り入れて楽しんでいたようですね!
このように壁紙の歴史はまさかの紀元前までさかのぼるという調査結果となりました。
近代から現代にも大きな変化が見られましたので 次の記事でまたまとめたいと思います。