クロス職人の坂口です。(^^♪
今回は壁紙剥がしのお話。
先日、お仕事を頂いている内装業者さんの下請け仕事で店舗の壁紙張替工事にいきました。
もちろん、現場初日は壁紙剥がしからスタートするのですが、現場に到着すると誰かが壁紙を剥がしてくれていました。
この誰かによる「御好意での壁紙剥がし」は一見、僕達の作業工程が少なくなり、
作業が効率よく進むと考える方もおられると思うのですが、むしろその考えは逆ではっきり申し上げて「二度手間」です。(*ノωノ)
その理由を一言でいうと僕達は「壁紙を剥がしながらその下地の状況を見極めている」からなのです。
下地の状況を見極める・・・なんかかっこいい言葉ですが
壁紙を剥がしながらひび割れが見られる箇所を鉛筆でマーキングしたり、
釘の突出を確認してたたいたり、枠回りのコーキングを出来るだけ除去したりします。
あと壁紙の剥がし方にもコツがあり下地を傷めない剥がし方があります。
たまに、「自分たちで剥がしておけば工事代金は下がりますか」と、お客様に聞かれるのですが、
その剥がし方によっては高くなってしまう可能性もあります。
プロではない方に壁紙を剥がしてもらうと、剥がしやすい大きな面だけ剥がしてドア枠や天井の周り、端部は残ったままだったりします。
端部だけ壁紙を残されると、そこだけ剥がす作業が大変なんです。( ;∀;)
下地処理に重きを置いている当社のようなお店では、壁紙剥がしは「素人さんが出来る作業」としてとらえていません。
むしろ仕上がりに直結する重要な作業なんです。
壁紙張替を当社にご依頼いただける場合は張ってある壁紙は必ず残しておいてくださいね。