ウォールボンド105という糊について

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

先日より大阪府貝塚市のM様の戸建ての壁紙リフォームに入らせていただいています。

今日はクロスエスメンバーの3人でリビングルームのクロス張りでした・

今回はアクセントクロスにサンゲツのFINEシリーズから新作のウイリアムモリスの壁紙をチョイス。

 

そしてメインの壁はサンゲツのエくセレクトシリーズより縦ストライプの織物クロスSGB2187。

1mあたり¥3,000以上する高級壁紙です。

最近、高級壁紙をよく施工します。いわゆる役物といわれる壁紙です。

役物クロスは、一.般的な塩ビの壁紙ではなく、天然素材の壁紙を指します。

珪藻土クロスや、和紙、織物がそれにあたります。

どの役物クロスも通気性が高く壁紙の糊がすぐに乾いてしまうので施工には細心の注意が必要になります。

今回は特に通気性の高い織物壁紙です。そして当社クロスエスは使用する糊も他社とは一味違います。

使用するのは「ウォールボンド105」この糊は一般普及品の糊とは違い、

昔ながらの製法「窯で煮た煮糊」をベースに作られています。

そこにボンドがたっぷり入っている接着剤です。どんな壁紙でも表面の糊抜けによる変色ゼロ。

今回のようなとっておきの場面で使用します。

しかしこの糊は非常に扱いにくいのが特徴です。まずボンドの添加量が多く初期タック(最初に張りつけた時の初期接着の事)が強すぎて張りつけたら動きません。柄合わせの際に苦労します。

そして乾燥時間がさらに早いです。メーカーさんの話ですと3m以上の天井高の壁には不向きだそうです。

のらりくらり貼ってる間に相剥ぎ、カットテープ、乾いてしまいます。(;^_^A

今回改めて思ったのは、織物クロスは塗りすぎ注意です。大判2枚までが限界ですね。

そして糊付け機の塗布ローラーも耳側だけ乾きやすいので定期的にクロスをはずして回してあげなければなりません。

やはり手間がかかります。

しかしその手間を惜しまず施工することで自分たちが納得する仕上がりをお客様に提供できるのです。( `ー´)ノ

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