クロス職人の坂口です。(*^-^*)
今回は壁紙を剥がす作業についてのお話です。
DIY専用に売られている壁紙などは、もともとの壁紙を剥がさずに上から貼れる商品なんかもありますが、
僕達のようなプロの職人は既存の壁紙を剥がしてから施工します。
理由としては、壁紙の糊をしっかり下地(石膏ボードやベニヤ板)に浸透させ、接着させるためです。
DIY用に販売されている、既存壁紙の上から張る壁紙は、「接着」ではなく、「付着」のイメージですね。
マスキングテープは壁紙の上に貼っても綺麗に剥がれますよね。あれと同じ原理です。
そして経年で接着力が低下し、端からペロッと剥がれてきたりします。
僕たちはプロですから経年で剥がれてくることはあってはならないことなんです。
現場によって壁紙は、剥がしにくい場合があります。
まず僕達が現場に入ると確認すること。それは壁紙が剥がしやすいかです。
剥がしにくいことが判明すると大きくため息・・・・・まず天を仰ぎます。(笑)
このような場合、気合と根気で剥がしきります。
【壁紙が剥がしにくい原因】
・紫外線の熱や、経年劣化により壁紙の表面が硬化、パリパリになり剥がしにくい。
・冬場は乾燥して、壁紙自体が硬くなるので剥がしにくい。
・糊に「酢酸ビニル」系のボンドを入れて施工し、壁紙の表面まで糊が浸透し表面がカチカチになってしまう。
(糊に木工用ボンドを入れたりするのは絶対やめましょう。次回の貼り替えの際、大変なことになります。)
壁紙が剥がしにくいと、スクレイパー(壁紙をカッターの刃でそぎ落とす工具)を使用します。
その際下地の損傷を招きやすいので、やはり壁紙は剥がしやすいのが一番です。
和歌山の壁紙張り替え専門店クロスエスは、貼り替えに使用する糊にもこだわり、
高接着、次回の貼り替えの際も綺麗に剥がれる施工を致します。