2021年に壁紙施工の国家資格を取得したお話

クロス職人の坂口です。(^^♪

現在はブログ記事で仕事のうんぬん書いていますが、実は僕、2021年の秋まではクロス職人の最上級の国家資格、
「一級表装技能士」は持っていませんでした。

そもそも資格の必要性を考える事が少なかったし、
なくても現場で作業できるし、問題ないと感じていました。

最近は現場に入る際に一級技能士資格の有無を聞かれる事も増えてきましたし、

何よりホームページ開設に伴い、お客様にアピールできる「肩書き」が必要だなと考えるようになり、検定の受検を決めました。

 

検定内容
壁装の実技試験は、高さ1.8mのベニヤ板3面の壁に、
4時間30分という制限時間内に指定された寸法通り和紙や壁紙を貼っていくという試験です。
壁紙につける糊は刷毛塗り、作業台での裁断、
張り付けも和紙袋張り、加工紙貼り、布クロス市松張り、ビニルクロスデザイン張りと、普段の仕事とはかけ離れた内容の為、かなり難易度は高いです。

仕上がりの美しさはもちろん、裁断、張り付けの精度、角度、試験の作業中の所作までが採点の基準となります。毎年、時間内に終われない人も結構いるとの事。

試験スタート

笛の合図で試験が始まった瞬間はドキドキして手が震えちゃいました。

裁断、張り付け、出来るだけムダのない動きを意識して作業を終えました。

かかった時間は4時間12分。
めちゃくちゃ疲れたー。

実技試験が終わり、学科試験。
試験の翌日に答えがわかるので自己採点。
96点!これはヨシ!


結果は筆記、実技とも晴れて合格。
生まれてはじめての資格!証書をもらった時はめちゃくちゃ嬉しかったです!

試験前のできる限りの情報収集は必要でした。周りの技能士さんには、たくさんのアドバイスをいただきました。

しっかり考え、練習、準備して挑みました。

いばらの道を最短距離で歩くのがリスクが低く、周りから見ればスマートです。

僕ははっきり言って何事もセンスでこなせるタイプではないし、壁にぶち当たりまくって軌道修正する七転び八起きタイプです。

しかし、それを遠回りだとは思いません。そこにはドラマがありますから(笑)

だからこそ見えてくるものがありましたし、自分自身、技術的にもレベルアップしたなと感じています。

今後の仕事も1級技能士のプライドをかけ、精進いたします。

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