褒める事、叱る事。

クロス職人の坂口です。(*^-^*)

 

なかなか若い子が育たないといわれるこのこの壁紙職人業界で一人前の職人さんを目指す子が少なからずいます。

修行を始めて1年もたてば、センスのある筋の良い子はそれなりに仕事も覚え、スイスイ壁紙を貼れるようになります。

修業時代の自分は、何度も失敗を繰り返していました。しかも同じことをを何回も。(;´∀`)

親方は僕に向かって「お前はセンスがない」とよく言っていました。覚えるのは確かに遅い方でしたね。

その頃に特につらい思い出として残っているのは、たくさんの職人さんがいる前で、大きなミスをしてしまい、

みんなの前で「役立たずは帰れ!」と大きな声で怒鳴られ続けたことです。恥ずかしさと情けなさが同時に僕を襲いました。

今の時代は、僕らの修行時代の20年前とは比べ物にならないほど、現場で怒号が飛び交うことはなくなりました。

壁紙職人の業界は、明らかな人手不足。貴重な人材を大切にしなければという時代の流れでもあると思います。

 

僕自身、応援に来てもらった若い子に必ずいうことがあります。

失敗はしてもいいけどそれを隠すな、ごまかすな

親方は最初はきっちりした仕事を覚えるもらうことが最優先で、「作業スピード」を求めてはいません。

現場で失敗した責任はすべて親方です。失敗を隠すのは簡単ですが、後で見つかったときに取り返しのつかないことになります。

100ある工程を時間をかけて100に近づけるようにしましょう。それを90で終わってしまうと次の工程、壁紙の仕上がりにに必ず支障が出るのです。

 

僕も現在従業員が来てくれていますが、仕事を教えるのは難しいです。失敗されて当然なので。

つい自分でやった方が早い!ってなっちゃいます(;´∀`)

僕が親方として大切にしている事は「若い子の失敗を発見しても、お互いが一人の時に指摘、是正してあげること」

叱るときは1対1のスタンス、大切にしています。本人の傷口を最小限に抑えることにつながります。

そして出来るようになったときは、しっかり褒めてあげる事。これが一番本人をやる気にさせます。

褒められたり、リスペクトの気持ちを言葉に出すことって本当に大切です。

 

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