クロス屋って、実はこんなにすごい仕事なんです

クロス職人の坂口です。(^^♪

クロス屋さんにとっては、毎日当たり前のようにやっている仕事。

でも、僕らが「当たり前」だと思っていることが、

お客さんからすると、

「えっ、そんなことできるんですか?」

「すごい!」

「めちゃくちゃ嬉しいです!」

となることが、実は結構あります。

今回のブログは、僕がこれまでお客さんから実際に驚かれたり、

喜んでもらえたりしたことを、いくつか紹介したいと思います。

改めて振り返ってみると、客観的に見てもクロス屋って、やっぱりすごい仕事やと我ながら思います。(^^♪


⓵「これ、一人で貼るんですか?」

まず、意外と驚かれるのが天井です。

例えば5m、6mあるような長い天井。

クロス屋さんなら、一人で貼ることも珍しくないですよね。

糊付けして、クロスを持って、脚立に乗って、足場をかけて、天井に貼って、撫で刷毛で伸ばしていく。

僕らからすると、いつもの仕事です。

 

でも、お客さんからすると、

「えっ、これ一人で貼るんですか?」なんですよ。笑

これ、実際に言われることがあります。

僕らにとっての「普通」が、お客さんにとっては「すごいこと」なんですよね。

一般の方からすれば、天井に壁紙を貼ること自体が大変な作業です。

それを職人が一人でどんどん仕上げていく。

上を見ながら、足場を渡ること自体が

新体操の平均台でバランスをとっているように映るんではないでしょうか。


⓶柄がピタッと合う、ジョイントが分からない

柄物のクロスを貼っているときも、よく驚かれます。

クロスって、ただ壁にべたーっと貼っているだけではありません。

柄物なら、隣のクロスと柄をきっちり合わせる。

そしてジョイント部分も、できるだけ分からないように仕上げる。

完成後お客さんから、

「うわ、すごい!」

「これ、どこでつないでるんですか?」

と言われることがあります。

クロス屋さんからしたら、

「いや、それが仕事やから」

って思うかもしれません(笑)

でも、そこなんですよねー

僕らが当たり前にやっていることが、お客さんにとっては職人技なんです。

何年も現場に出て、経験を積んで、失敗もして、身につけてきた技術。

それを毎日のように当たり前に使っている。

改めて考えると、結構すごいことだと思いませんか?


③部分補修で「めちゃくちゃ嬉しい」と言ってもらえる

僕が、お客さんの反応を見ていて特に嬉しいのが部分補修です。

例えば、小さなお子さんが壁にセロハンテープを貼ってしまって、剥がしたらクロスの表面まで一緒に剥がれてしまった。

こういうこと、ありますよね。

そんなときに、周りのクロスから材料を少し拝借して、部分的に補修する。

クロス屋さんからしたら、

「これぐらいなら1時間、2時間あればできますよ」

という仕事かもしれません。

でも、お客さんからすると全然違います。

「うわ、めちゃくちゃ嬉しい!」

「ありがとう!」

って言ってもらえるんです。

特に賃貸住宅の退去前なんかでは、

「これ、全部張り替えないとダメなのかな……」

と悩んでいる方もいます。

そこを部分補修で綺麗に直してあげる。

たった一部分の補修でも、お客さんの悩みを一つ解決できるんです。

クロス屋って、壁紙を貼るだけじゃないんですよね。

お客さんの「困った」を解決する仕事でもあるんです。


④下地処理にこだわったら、建築屋さんの社長から言われたこと

これは僕自身、かなり印象に残っている仕事です。

あるお宅のクロスを張り替えたんですが、もともとの施工状態があまり良くなかったんです。

ヒビが入っていたり、ジョイントが浮いていたり、パテが割れていたり・・・

パテの接着性もあまり良くないものを使用していました。

そこで僕らは、割れているパテを全部ほじくり返して、必要なところはビスで固定して、下地からしっかりやり直しました。

当然、普段の倍、時間もかかります。

でも、いただいた予算の中で、できる限りしっかりやらせてもらいました。

そして後から分かったんですが、

そのお客さん、実は建築屋さんの社長さんだったんです。

僕は依頼されたとき、そんなこと全然知りませんでした。お客さんの職業を聞くことは営業としてはやってはいけないことなので。

その社長さんから、

「以前リフォームをやってもらったところで、トイレを張り替えてもらったんです。

でも、その仕事を見て『ここはダメだな』と思って、次にお宅にお願いしたんです」

と言われました。

そして、

「ここまでやってくれるとは思ってなかった」

と言っていただきました。

これは、職人としてかなり嬉しかったですね。

もちろん、何でもかんでも時間をかければいいという話ではありません。

予算もあります。

その都合でできること、できないこともあります。

でも、きちんと予算をいただいて、その中でできる限り良いものを作る。

そこに職人の価値があるんじゃないかなと思います。


⑤「クロス以外のことまで相談できる」と喜ばれる

そして、意外と僕が嬉しいのがこれです。

クロスとは関係ない相談をされること。

「大工さん、誰か紹介してもらえませんか?」

「設備屋さん、いい人いませんか?」

「引っ越し屋さん、知りませんか?」

こういう相談をいただくことがあります。

お客さんって、工事そのものよりも、

「誰に頼んだらいいの?」

という業者選びに疲れていることが結構あるんですよね。

だから僕は、信頼できる大工さんや設備屋さん、電気屋さん、引っ越し屋さんなど、知り合いの職人さんがいれば紹介します。

もちろん、誰でも紹介するわけではありません。

僕自身が、

「この人なら大丈夫」

と思える人です。

そうすると、お客さんにも喜んでもらえる。

紹介された職人さんにも喜んでもらえる。

僕も嬉しい。

こういう関係って、すごくいいですよね。


⑥「他では断られました」という仕事にも対応できる

もう一つ、クロス屋さんの技術として知っておいてほしいことがあります。

それは、

「他の業者さんに断られた仕事でも、施工方法を考えて対応できることがある」

ということ。

例えば、

土壁の上にクロスを貼りたい。

プリント合板の上に貼りたい。

ジプトーンの上に貼りたい。

こういう仕事は、業者さんによっては断られることがあります。

でも、そこで、

「できます。ただし、こういう下処理が必要です」

と説明できる。

例えばジプトーンなら、プライマー処理をして、370クリーンを塗って、必要なパテ処理をして施工する。

もちろん、現場の状態を見て判断する必要があります。

何でも「できます」と言えばいいわけではありません。

でも、

「どうすればできるのか」を考えられるのも、職人の技術です。

お客さんからすると、

「ネットでいくら探しても答えが出てこなかった」

「どこに聞いても断られた」

そんな悩みを、その場で解決してくれる職人がいる。

これは、かなり心強いと思います。


まとめ

クロス屋さん!もっと自分の仕事に誇りを持っていいよ!

今回、こうやって振り返ってみて改めて思いました。

クロス屋って、ただ壁紙を貼っているだけじゃないんですよね。

天井を一人で貼る。

柄をピタッと合わせる。

ジョイントを分からないように仕上げる。

部分補修でお客さんの困りごとを解決する。

下地からしっかり直す。

他の業者さんが断った仕事に、施工方法を考えて対応する。

そして、クロス以外のことまで相談してもらえる。

僕らクロス屋にとっては「普通の仕事」かもしれません。

でも、お客さんから見たら普通じゃない。

毎日当たり前のようにやっていることは、何年も何年も現場に出て、経験して、失敗して、身につけてきた技術です。

だから僕は、

クロス職人さんは、もっと自分たちの仕事に誇りを持っていいと思っています。

お客さんの家を綺麗にする。

困っていることを解決する。

そして、

「この家、好きやな」

と思ってもらえる空間を作る。

クロス屋って、本当にいい仕事やと思います。

僕はこれからも、

「クロス屋って、こんなことまでできるんや」

「職人って、やっぱりすごいな」

と思ってもらえるような仕事を、しっかり発信していきたいと思います。

そして、同じクロス屋さんにも、

「俺ら、結構ええ仕事してるやん」

って、もう一回思ってもらえたら嬉しいですね。

 

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